2019.08.20
tag:ZEISS, メガネ, サングラス, 眼鏡, 大阪, ドライブセーフレンズ, 梅田, 遠近両用, 両眼視機能検査, MCH, ツァイス, 眼精疲労, 肩こり, 頭痛, プリズムメガネ, オフィスレンズ, 夜が見えにくい, 眼の疲れ, 眼が疲れにくい眼鏡, めまい, 常用, 中近, 室内用, パソコン用, 立体感, 遠近感, ドイツ式, 幸せメガネ, 楽に見えるメガネ, アメリカ式, 車線が二重に見える, 対向車のヘッドライトが眩しい, 見えやすい眼鏡, オフィスワーク用, 車に酔いやすい, 夜間運転用, 距離感, 見え方の質, 光が眩しい
こんにちは。
ヒルトン梅田店 Vision Expert(ヴィジョンエキスパート)のSS級認定眼鏡士 佐野です。
まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。
50代半ばの男性のお客様です。
「トラックを運転するプロドライバーにおける夜間の見え方の改善について」
こちらをご覧いただきご来店されました。
現状の状況ですが
・普段は眼鏡を掛けておらず運転の時だけ眼鏡を掛けている。
・今の眼鏡では裸眼よりは見えるけど車線が二重に見える。
・夜になると対向車のヘッドライトの眩しさがつらく感じる。
・仕事では1日を通してデスクワークだが裸眼でしている。
・肩こりや頭痛は慢性的に感じている。
・近くの見え方は遠くの見え方と違い見えているので眼鏡はいらない。
…との事でした。
まずは眼の状態を確認する為に「他覚的屈折検査」および「自覚的屈折検査」をさせていただきました。
人は昼間と夜間、曇りの天気など光の量、明るさが違う事で瞳孔のサイズが変わります。
特に夜間の瞳孔が開いている時にはいろいろな不正な乱視の影響を受けやすい状態になります。
そこで今回ご相談頂いた実例の方の眼の状態でグラスファクトリー全店で導入している
世界最先端のZEISS i.profiler®plusでの波面収差解析画像を基にご覧頂こうと思います。
昼間の瞳孔サイズが3.00㎜の状態の時です。
左右共にあまり波面収差が出ておりません。
ところがこれが夜の瞳孔サイズが5.00㎜まで広がった時にはかなり色鮮やかな状態になり不正な乱視の影響が多く出ています。
この不正な乱視を完全に補正することは眼鏡では出来ません。
ですが、この不正な乱視の 影響を極力少なくすることで、
夜の光のにじみや見えにくさを軽減するのがZEISS i.scription®という次世代の視覚矯正です。
このお客様の場合、普段は裸眼で生活をされてるとの事でしたが
左右共に近視だけでなく乱視による見え方の影響を大きく受けていることが分かりました。
またこの乱視の見え方は遠方の見え方だけでなく近方(例えばパソコン作業)の見え方にも大きく影響します。
このお客様の場合、近方の見え方は調節力や輻輳力という眼の筋肉が
常に緊張した(がんばっている)状態になっているので見えていると言っても
楽に物を見ている状態ではないという事が分かりました。
またさらに斜位(眼位、視線のズレ)による眼精疲労からくる肩こりや頭痛の原因に
なっている疑いもありドイツ式の最先端の両眼視機能検査(MCH)で測定させていただきました。
両眼視機能検査とは、左右の眼から入った情報が正確に脳に伝わり
ムリなく1つに像をまとめて見る事が出来ているかどうかを調べる検査です。
人は左右の眼からの情報を脳に伝達し、脳で一つにまとめ”脳で見ている”のです。
その脳に届く情報にズレがあると無意識にそのズレを補正しようと眼を動かしている筋肉が
必要以上に頑張って補正します。
そうすると眼を開けて何かしらを見ている時は常にその筋肉は緊張状態が続き
疲労してしまい眼精疲労、肩こり、頭痛を引き起こします。
この方もその眼位・視線のズレがあり、常に何かを見ている時には目を動かしている
筋肉が頑張り続けて眼精疲労や肩こり、頭痛といった代表的な症状が出ていました。
これらの事(眼の状態)を踏まえてお客様には
・裸眼の状態では遠用、近用共に眼に常に負担がかかっている状態なので根本的な改善として
まずは遠近両用を常用として掛ける。
・遠近両用ではデスクワーク作業の見え方の改善にはなりにくいのでオフィスレンズと
使い分ける。
という2本でまずは使い分けていただくという事で決定しました。
せっかくなんでとフレームも楽しんで選んで頂きました。
GOLD&WOOD SIRIUSE01 C-01.01 ¥93,960-(税込)
常用となる遠近両用の方はこちらのGOLD&WOODの眼鏡を。
写真では分かりにくいかもしれませんがフロントがバッファローホーンとウッドの切り替えに
さりげなくなっているのと黒縁ですが質感が高いところを非常に気に入られました。
そして見た目は重そうに感じるかもしれませんがバネ蝶番になっており非常に掛けやすいです。
アトラクト ATC-1503 C-GPB ¥37,800-(税込)
主に仕事でメインに使うオフィスレンズにはアトラクトの眼鏡を。
常用との雰囲気もガラッと変わり掛け変えを楽しんでいただく事になりました。
出来上がりをお渡しした際には
「肩こりや頭痛もなくなりました。掛け変える事でそれぞれの環境で見え方が楽です!!」
と嬉しいお声をいただきました。
このお客様のように「見えてるから大丈夫!」と思っている方は非常に多いです。
ただ単に「見える」「見えない」という話ではなく
「見え方の質を上げる」さらに「楽に見える眼鏡」をグラスファクトリーでは提供させていただきます。
出来上がりの眼鏡を実際に運転時に掛けていただき、見え方の違いにより楽に安心して見える
眼鏡で喜んでいただける事を願っております。
MCH(両眼視機能検査)の測定には約1時間のお時間が掛かりますので
ご予約優先となります。
※予めご了承くださいませ。
RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
18年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査の視力測定予約を
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ。
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。
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