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【ヒルトン梅田店】モノが2つ見える複視でお困りの内斜位の方の実例です。

2022.01.17

こんにちは。


ヒルトン梅田店 Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)SS級認定眼鏡士 佐野です。

Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)とは?

まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。

モノが2つ見える”複視”でお困りの内斜位の方の実例です。

今回は、まだお若く、見た目には分からないが、強度の内斜位によって、モノが2つ見える”複視”
の40代の女性の方の実例です。

テーブルの上に置いたトレーの両端が、レンズを通して見ると大きく内側に入っているのが
お分かりいただけると思います。

まず、一般店でお取り扱いしているレンズでは製作出来ない、強度の内斜位です。
お作りしたお度数がコチラです。

左右共に12プリズムOUT、合算24プリズムOUTです。

内斜視・内斜位、上下斜視・上下斜位の方は、外斜位の方に比べて、
凄く小さい斜位量でも”複視”を起こしやすくなります。

複視を起こしている強度の内斜位や上下斜位の対処方法が、手術や片眼遮蔽、フレネルプリズム膜という
方法でのご対応が一般的ですが、片眼遮蔽もフレネルプリズム膜も外観”見た目”がかなり変わりますので、
女性の方は特に気になると思います。

今回のご相談者様もお若く女性のお客様でしたので、何とかレンズで合わせる事が出来れば
合わせて複視を解消したいというのがありました。

上記のようなかなり強度の内斜位の為、前述のとおり一般的なメガネレンズでは
製作が出来ません。
グラスファクトリーでお取り扱いするZEISS(ツアイス)のオーダーメイドレンズで製作が可能でした。
ドイツ本国での製造となり、約3週間のお日にちがかかりましたが、片眼遮蔽やフレネル膜という
明らかな外観(見た目)に分かりやすい方法ではなく、補正が出来ました。

正面からはあまり気にならないと思います。

上下、両サイドから見ると内斜位補正の為のレンズの厚みが見えてしまいますが、
実際に掛けてしまうとそこまでは気にならない仕上がりでした。

女性のお客様でお顔も小さかったので、かなりレンズ径の小さいフレームをご提案させて頂きましたが、
凄くお似合いで気になりにくい仕上がりでお渡しが出来ました。

これだけ強度のプリズムのレンズには慣れるまでのお日にちがかなりかかる事もありますが、
内斜視・内斜位、上下斜視・上下斜位の方はご自身の眼の筋肉ではどうにも調整が出来ない場合が多いので、
掛けた週間から少しの違和感で掛けて帰れるくらいの方も多いです。
実際にお渡しさせて頂きました今回のご相談者様も掛けて帰られました。

「少し目が内側に寄って見えるのと、若干のフワッと感はありますが、1つに見えているので、
 助かりました。」
「本当の見え方はこういう感じなんですね、すごい全部が立体的に見えます。」
とお伝えいただきましたので、
「距離感が今までとは違うので、下りの階段などはお気をつけ頂くのが大切です。」
とお話させて頂き、掛けて帰られました。

一般的なメガネレンズでは製作不可となるレンズも製作できる場合がございます。
(*測定後、製作出来ない場合もございます)
是非、お困りの方は一度書き予約フォームよりご予約いただき、ご相談くださいませ。

 来店フォームでのご予約

お電話、メールでのご予約

『GLASS FACTORY ヒルトン梅田店』
電話番号:06-4796-7266
メールアドレス:gfumeda@glassfactory.co.jp

RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
19年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査視力測定予約
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。