2020.08.29
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こんにちは！
どーも！『堀江のパリジャン』こと G-MAN（じーまん）です 🇫🇷
またの名を堀江店 店長 兼 Vision Specialist（ヴィジョンスペシャリスト）の上島と申します。
グラスファクトリーでは、ヨーロッパで最先端の医療機器メーカーとして実績のあるCarl Zeiss（カールツァイス）社の精密検査機器を導入し、「より明るくはっきりと見え、夜間視力が向上する世界最先端の視力測定」を行っています。その視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当するポジションの事です。
前回はグラスファクトリーの検査手順、ドイツ式の両眼視機能検査（MCH）についてお話しさせて頂きました。
一般の眼鏡店での視力測定は基本的には遠く・近くをどれぐらい（良く）見えるかにのみ重きを置きますが、
グラスファクトリーでは＋α、お一人様に約1時間の測定時間を頂戴して、両眼が正常に（楽に）負荷なく物を捕らえられているか？併せて細かくチェックさせて頂いております。
その際に重要になってくるチェック項目の１つが今回の「じーまんブログ」のテーマである「斜視（斜位）とは？」です。
まずは言葉で簡単に説明すると、斜視と斜位の違いは
両眼で見えるものを一つに合わせて立体的に見ることができないのが斜視。
（モノを見た時、両眼が同じ方向を向いていない状態をいいます。片方は真正面を向いているのに、もう片方の眼は意識しなくても自然と別の方向を向いてしまいます）
そして斜位とは普段は両眼視できているのに、片方の眼を覆い隠すと、覆い隠した方の目が斜視のように別の方向を向いてしまう状態をいいます。
※通称隠れ斜視、眼を隠した時にだけ現れる症状（恥ずかしがり屋→シャイ→斜位）という風に覚えると理解しやすいですね。
斜位の場合常に眼の筋肉の力で焦点を合わせている為、片方の眼はいつも頑張っている状態になっています。
なので、ふと眼を隠された時に楽しようと筋肉を使わなくなり別な方向へと眼が動いてしまうのです。
斜視は手術でしか治せませんが、斜位の場合はプリズム付きの眼鏡で矯正が可能です。
ここからは画像を交えてもう少し細かく説明しますね。
まずは正常な眼の状態。
正常な眼位は、両方の目が真っ直ぐ前を向いています。
片方の眼を何かで覆っても、黒目の位置は動きませんし、その覆いを取り除いた後にも、黒目は動きません。
そして斜視（斜位）と一概に言っても、その方向で症状は様々です。
まずは【内斜視】
眼は一方の眼が真っ直ぐに向いているときに、他方の眼は内側に寄っています。
疲れの原因になることは、あまりありません。
そしてこちらが【内斜位】
普段は両方の眼が真っ直ぐに前を向いていますが、何かで片方の眼を覆うと、覆われた方の眼が内側に寄ります。
覆いを外した瞬間に、黒目は急いで真っ直ぐ前を向きます。いつも眼を外に引っ張っていなければならないので、こめがみ付近に痛みを感じる人が多いようです。
そしてコロナの影響で以前よりも自宅にいる時間が増え、最近特に問い合わせが多いのが
【急性内斜視】
普段は両方の眼が真っ直ぐに前を向いていますが、スマートフォンなどを非常に近い距離で見続けることによって、両方の目が内に寄ったままになり、遠くを見ても目の寄りが戻らなくなった状態です。すべてのものが二重に見えます。
オフィスワーク時、長時間のパソコン・スマホの見過ぎには気をつけましょう。
では、こういった症状はどうして起きるのか？
眼球は６本の筋肉で支えられています。
この筋肉が衰えたり、神経の異常が原因で起きてしまうのです。
近くを見る時は内直筋が縮んで眼球を内側に寄せ、寄り目の状態で焦点を合わせようとします。
ところが急性になると内直筋が縮んだままとなり、遠くを見ても戻らなくなってしまいます。
すると両目の視線が一致しなくなり、モノが二重に見える（複視）という現象が起こるのです。
続いて、同じようにモノを見る時に片方の黒目が外側に向く
【外斜視】
眼は一方の眼が真っ直ぐに向いているときに、他方の眼は外側に逸れています。
疲れの原因になることは、あまりありません。
【外斜位】
普段は両方の眼が真っ直ぐに前を向いていますが、何かで片方の眼を覆うと、覆われた方の眼が外側に逸れます。
覆いを外した瞬間に、黒目は急いで真っ直ぐ前を向きます。
いつも眼を内に引っ張っていなければならないので、前頭部から鼻の付け根付近に痛みを感じる人が多いようです。
また、上や下に向く
【上下斜視】があります。
眼は一方の眼が真っ直ぐに向いているときに、他方の眼は上方あるいは下方に逸れています。
疲れの原因になることは、あまりありません。
こちらが【上下斜位】
普段は両方の眼が真っ直ぐに前を向いていますが、何かで片方の眼を覆うと、覆われた方の眼が上方あるいは下方に逸れます。
覆いを外した瞬間に、黒目は急いで真っ直ぐ前を向きます。
いつも眼を下方あるいは上方に引っ張っていなければならないので、前頭部あるいは頬部付近に痛みを感じる人が多いようです。
人間の目は両方同じ方向を見ることはできますが、右眼は上、左眼は下にというような動きはできません。
上下斜位がある方は物を正確に捉えるために無意識の中で姿勢を傾けてたりされていることが多いです。
（例：記念写真の時に当人は真っ直ぐに立っているつもりがどちらかの肩が下がっている方etc）
両眼で見た情報が脳に伝わり、脳から肩、肩から腰へと、、、人間の身体は全て連動しています。
もしそういった部分を改善することで長年の悩みが解決できるかもしれません！
なんだか最近、疲れるとモノがダブって見える
夜になると特に見えにくい
最近頭痛、肩こりがひどい…
などなど、とにかく眼が疲れる方はGーMAN（じーまん）まで一度ご相談ください。
次回はそんな斜位の状態を改善できる方法の一つとして、プリズムレンズについてお話させていただきます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
それではまた、アビャントー！
【斜位・斜視のセルフチェックができる記事はこちら】
グラスファクトリーの視力測定では『ドイツ式世界最先端の両眼視機能検査』で快適で楽に見え負担が少ない」メガネを作る為に測定には約1時間のお時間を頂戴しております。
下記のバナーから来店予約頂けますとお待たせする事なくスムーズにご案内することが出来ます。
『GLASS FACTORY 堀江店』
電話番号：06-6536-3337
メールアドレス：gfhorie@glassfactory.co.jp
Staff Profile
上島 英智（Hidetomo “Parisien” Uejima）
堀江店 店長 / ヴィジョンスペシャリスト
1977年1月7日生まれ（43歳）/ A型
奈良県出身/大阪市在住
座右の銘、好きな言葉：「Qui se ressemble s’assemble」(類は友を呼ぶ) / 外見は1番外側の中身
趣味：音楽（主にJazz & House） 映画鑑賞 / 買い物 / ワイン＆食べること / 海外旅行 etc
【最後にひと言】眼鏡業界歴20年の知識と経験を元に「快適でクリアな視界」とライフスタイルに合わせてフレームをコーディネートする「ファッションとしての彩り」を併せてサポートさせていただきます。
