2020.07.28
tag：ZEISS, メガネ, 大阪, 梅田, ツァイスメガネ, プリズム, 斜位, 老眼, 斜視, 複視, 遠近両用メガネ, 矯正, モノが2つ見える, 中近メガネ, 目は良いけど2つ見える, 視力は良いけど疲れる
こんにちは。
ヒルトン梅田店 Vision Specialist（ヴィジョンスペシャリスト）のSS級認定眼鏡士 佐野です。
まずJOA（日本眼鏡技術者協会）から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss（カールツァイス）社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。
今回ご相談いただきました方はこちらの40代の男性です。
こちらの方、裸眼視力でも右目0.9、左目0.9 両目で1.0の視力が出ておりますが、
老眼もあり、仕事のパソコン用と中間距離用を見るためのメガネと手元用の眼鏡の2本を
使い分けているとの事。
ですが、どちらも見えにくく掛け変えをしないといけないのが面倒という事と、
外出時には遠方は視力が出ているので見えてはいるが、外出時にスマホや車の
ナビなどは見えないという不便を感じておられました。
その他にもよくよくお話をお伺いすると、”モノが2つに見えている”という時が多く、
その状態を以前お作り頂いたメガネ店や眼科などで相談はするものの、あまり理解して頂けず、
視力が出ているのでと2つに見えている部分の改善は出来ておりませんでした。
早速検査をさせて頂きました。
そうすると、確かに微量の乱視はあるものの、裸眼でも右目0.9、左目0.9 両目で1.0の
視力は出ておりました。
微量であっても乱視をお持ちの方は、体調や天候、疲れの原因でモノが2つに見える可能性
もございますので、その部分においても乱視はしっかりと矯正させて頂きました。
その後、両眼視機能検査（両目で一つの物がしっかりと捉える事が出来ているかを検査する）
をさせて頂くと、右目の見ている像と左目の見ている像の位置が大きくズレていることで、
”モノが2つに見えている”ことが分かりましたので、プリズムレンズを使用し補正させて
頂きました。
左右のズレと上下のズレが大きい事で、普段は脳が邪魔と判断した片目の情報をシャットアウト
する”抑制”というのが起こり、片目の情報だけで生活をしており距離感が分かりにくい状態で、抑制されていた眼の情報が急に時々現れる事でモノが2つに見える”複視”が起こっている状態でした。
今までは中間距離とPCなど手元用を使い分けておられましたが、掛け変えも多く、不便を
感じておられましたので、室内では中近タイプのオフィスレンズ1本のメガネを掛けて頂き、
複視になるのを矯正するために外出時も遠近両用のプリズムメガネを掛けて頂く事を
オススメしました。
先日お渡しをさせて頂きました。
以前は中間距離とPCなど手元用で2本使い分けておられましたが、それが1本にまとまり、
仕事中には掛け換えをすることなくご使用いただけ、外出時にもスマホやナビが見える事
からメガネを持ち歩かなくて良いようにする、今までとは違った形の2本の使い分けが
出来るようになりました。
どちらのレンズもプリズムメガネで左右の別々の情報が1つにまとまり、2つ見える事も
無くなり、距離感なども分かりやすくなると思われます。
今までの眼鏡とは大きく見え方の違いがある為、少し慣れるためのお日にちが必要であると
思いますが、かなり使い方や見え方での改善が出来ていると思います。
上記の方の様に「自分は視力が良い」と思っていても、別の原因でモノが2つに見える
場合もございます。
グラスファクトリーで行うドイツ式最先端の両眼視機能検査を是非お試しいただければと
思います。
視力測定はご予約優先となっておりますので、下記フォームよりご予約をお願い致します。
『GLASS FACTORY ヒルトン梅田店』
電話番号：06-4796-7266
メールアドレス：gfumeda@glassfactory.co.jp
RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
19年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査の視力測定予約を
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ。
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。