2020.02.23
tag:ZEISS, 大阪, 神戸, 梅田, グラスファクトリー, GLASSFACTORY, 心斎橋, ZEISSメガネ, ツァイスメガネ, 両眼視機能検査, 視力測定, プリズム, 両眼視, 眼鏡士, 斜位, プリズムメガネ, 上下斜位, 複視, ドイツ式両眼視機能検査, 片眼遮蔽レンズ, 難波, プリズム補正, 認定眼鏡士, SS級認定眼鏡士, オクルーダーレンズ
こんにちは。
ヒルトン梅田店 Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)のSS級認定眼鏡士 佐野です。
まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。
先日、ご相談いただいた40代の男性のお客様の実例をご紹介いたします。
こちらのお客様、
「今までに何度も眼鏡を作ってはいるのですが、焦点が合いにくいんです!
とどこの眼鏡店に相談しても見え方が変わらずどうしようもなくて」
…とご相談いただきました。
色々お話しをお伺いしていると、
「片目でみるとちゃんと見えるんですが、両目で見ると左目が邪魔でなんだか焦点が合わないんですよ。」との事。
「仕事は1日中ほぼパソコンで、10時間程度見なくちゃいけないんですが、手で左目を隠して仕事しているのでしんどすぎて辞めようかとも思ってしまいますが、まだ仕事はしなくちゃいけないので・・・」との事。
そのお話をお伺いしている時から、やはり左目を手で覆いたいしぐさや感じが見て取れるほど
左目の情報が邪魔そうにされておりました。
早速眼の状態をお測りさせて頂きました。
片眼ずつでは、視力も問題なく出ますが問診でお答えいただいております通り
・夜になるとぼんやりする
昼と夜の見え方に差のある眼の状態でしたので、まずはその夜の見え方を
改善するお度数ZEISS i.Scription®でご製作させていただく事をご説明させて頂きました。
この方の場合、この夜の見え方が原因で焦点が合いにくく感じているのでは
無い事は眼の動きをチェックするカバー・アンカバーテストでも明らかでしたので、
ドイツ式最先端の両眼視機能検査(MCH)をさせていただく事をお伝えさせて頂きました。
その両眼視機能検査でお測りした結果がコチラです。
上下・左右共にかなり強いプリズム量があり、右目、左目でそれぞれとらえた像が
かなり離れた位置にある事でその像が一つに融像出来ず、”複視”になっている状態でした。
この状況では、右目左目のそれぞれが捉えた像が一つにまとめれず、余分な情報が
入ってくるので片目を隠したくなるのも想像がつきます。
この状況を改善するには、片眼遮蔽レンズのオクルーダーレンズを使用するか、
プリズムレンズで両眼の像のズレを補正するかのどちらかなのですが、プリズム量は大きいですが、
左目の視力自体もしっかりと出るのと、両眼視をすることで正確な遠近感や立体視も可能に
なりますので、プリズムレンズでの矯正をさせて頂きました。
この方の様に上下の斜位が大きい方の場合、人は左右の眼を交互に上下に動かす事は出来ないので
プリズムの眼鏡で完全補正をさせて頂かないと、それぞれの眼でとらえた映像を融像する事が
出来ず”複視”になります。
現在ご使用中の眼鏡にもプリズムが入っておりましたが、完全補正が出来ておらず、
ほぼ、見え方が変わらないとの事で、右目左目のそれぞれとらえた像を融像出来るような
補正が出来ておりませんでしたので、グラスファクトリーで行うハーゼ理論に基づいた、
ドイツ式両眼視機能検査でプリズムの完全補正をさせて頂き、かなり念入りに装用テストさせて頂きました。
眼を測定させていただきました結果から、お車の運転など用の遠近をお作り頂く事は
もちろんですが、10時間以上お仕事でご使用になるパソコン用の室内用メガネも
合わせてお作りする必要がある事をお話しさせて頂き、合わせてお作り頂きました。
先日お渡しをさせて頂きました際にも通常より長めに装用テストを行い、
多少の違和感はある物の、「左目の見えているモノが邪魔にならずちゃんと見えています。」とお伝えいただき
「慣れる事が出来そうです。」と掛けて帰って頂けました。
この方の様に色々なメガネ店で
「焦点が合いにくいんです」
「全然違う位置に2つ見えたりしている」
「片目の映像が邪魔で分かりにくい」
とお伝えしたのですが改善が出来ず合わせれなかった、プリズム量の大きいメガネレンズで眼鏡の制作も可能な場合がございます。
こちらのお客様もこういったレンズがある事を知らず、ブログをご覧頂きご来店いただきましたので
ご自身の症例をブログでご紹介させていただく事に快諾頂けました。
まだまだ、モノが2つ見える複視や斜位で、補正が可能な場合もあるのですがご存知無い方も
多いので、出来る限りの症例のご紹介をさせて頂こうと思います。
上記の様に思い当たるところがございます方は、是非、下記視力測定のご予約フォームより
ご予約頂き、グラスファクトリーの視力測定をご体験下さいね。
グラスファクトリーの視力測定では『ドイツ式世界最先端の両眼視機能検査』で
「快適で楽に見え負担が少ない」メガネを作る為に測定には約1時間のお時間を頂戴しております。
下記のバナーから来店予約頂けますとお待たせする事なくスムーズにご案内することが出来ます。
RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
17年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査の視力測定予約を
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ。
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。