2019.05.11
今回は、遠くも近くもハッキリ見えているにも関わらず、何か眼が疲れるとお悩み方に
お勧めのレンズのお話です。
先日ご来店頂いた、25歳の男性の方の実例です。
視力を測定する前に、お話をお伺いすると
「遠くを見る時は問題なくクリアに見えているが、仕事でパソコン作業が多く、近くを長い時間見ていると眼がつかれる」とのことでした。
視力検査をすると、現在お使いのメガネでは、右眼の視力が0.7までしか出ておらず、
左眼は視力1.2まで出ており、左右で見え方が大きく離れていました。
そこで、細かく検査すると、右眼の乱視度数が調節不足でした。
本来は、眼鏡処方する際、優位眼(利き目)の方を少し良く見える様に調整するか、
左右同じ視力に揃えて、バランスを整えるようにします。
このお客様の優位眼(利き目)は右目でした。
現在お使いのメガネが、優位眼ではない左眼の方が視力が出ており、
本来の眼の使い方に対してアンバランスな状態となり、
より眼の負担が大きく疲れ目が出やすい状態でした。
今回お作りするメガネから一気に左右の見え方を逆転させるのも、眼に負担が掛かる為、
段階を踏まえて度数調整を行なうことをご説明、ご理解頂き処方しました。
優位眼(利き目)である右眼の調節不足の乱視を矯正し1.0まで視力を持っていき、
左眼は1.2の視力で、その左右の見え方の差を減らすように調整しています。
ここまでは、遠くを見る時のメガネの視力測定です。
一般的に遠く用のメガネを作る場合、お客様から視力標まで5メートル離れているのを
基準とし、測定し度数を合わせてお作りします。
皆様の身の回りにもスマートフォンやタブレット、PC等デジタル機器が増えているように、
現代人は遠くを見るより近くを見ている時の方が多く時間が長い為、ただ遠くだけが見える様に合わせると、
パソコン、タブレット、スマートフォンを長い時間見ていると、眼が疲れてしまいます。
そこでお勧めするレンズが、ZEISS(ツァイス)のデジタルレンズです。
このレンズは、近くを見る時の眼のピント調節をする力をアシスト(補助)し、
遠くを見たり、近くを見たりといった状況で繰り返される眼のピント調節の負担を軽減するレンズです。
タブレットやスマートフォンを見る時はメガネのレンズの下部の方に視線を落とすのが
自然な姿勢ですよね。そのレンズ下部に視線を落とす角度に合わせて、レンズの下部へ行く程、
焦点距離を短くするお度数へ変化させる(+寄り度数に)なる設計です。
長い時間、スマートフォン等のディスプレイを見ていても、眼に負担が掛かりにくい
現代人のライフスタイルに合わせたレンズ設計です。
・近くを見るとき、眼の筋肉をリラックスさせた状態で、楽にピントを合わせることができます。
・装用者にとって慣れるのが素早く簡単で、眼鏡に慣れていない方にとっても適応が簡単です。
・一日のうちに直面するあらゆる状況に対応しているので、眼鏡をかけかえるわずらわしさがありません。
・ZEISS Digital Lensは、スマートフォンやタブレットPCを使う時にリラックスした視界とすぐれた視力を可能にし、簡単にピントを合わせることができるようにします。
今回のお客様にもデジタルレンズを入れる事をお勧めし、装用テスト、納品時の見え方の
確認を行った結果、今までのメガネよりパソコンやタブレット、スマートフォンが楽に見える様になったとのことでした。
良く見えているけど、最近どうも眼が疲れやすい、疲れ目がひどい。肩が凝る。
と感じられる方、是非このデジタルレンズをお試しください。
・世界最先端の『両眼視機能検査』,そして神戸店が誇るarl ZEISSの最先端機器を揃えた
『最先端の視力測定を可能にする視力測定スペース』について下記のBLOGをご覧下さい☟
GLASS FACTORY 神戸店
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