2019.05.26
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こんにちは。
ヒルトン梅田店 Vision Expert(ヴィジョンエキスパート)のSS級認定眼鏡士 佐野です。
まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。
暗がりでものを見るのは容易なことではなく、目は普段以上に頑張らなければなりません。
多くの人は、夜間や薄暗い状況でははっきりと見えにくいと感じています。
中には、夜盲(鳥目)に悩んでいる人もいます。
ZEISS i.Scriptionテクノロジーを搭載したレンズは、光が少ない状態での視力を改善する助けになります。
視界は夜間や光の少ない状況でもよりくっきりとクリアになり、グレアが減り
鮮やかさが増し、コントラストが改善します。
これは夜間の運転時でも同様です。
夜が訪れるころには、私たちの目は日中のさまざまな活動の結果としてだいぶ疲れています。
さらに夜盲にも対応しなければならないとなると、眼精疲労になるのは目に見えています。
これは運転時に限った話ではありません。
街灯などの光、商店のショーウィンドウからの反射など、一般的に視界が悪いと視認性が低下しやすくなります。多くの人は、この状況に制約と不安を感じ、夜間の外出に消極的になりがちです。
いわゆる鳥目に悩んでいることを明かす人も少なくありません。
これは夜になると目の本来の力が発揮されなくなる症状で、昼間とはもの見え方が変化します。
日中には意識されなかった視覚の問題が、光が少ない状況では一気に表面化します。
『よりクリアな夜間の視界』
この問題はどうやったら解決できるのでしょうか。
一つの解決策はi.Scription®テクノロジーを採用したレンズです。
このレンズは、従来のレンズ設計では注目されることのなかった視覚の問題を考慮に入れ
特に夜間や光の少ない状況で、よりくっきりとしてコントラストの効いた、鮮やかな視界を可能にします。
眼鏡店や病院での従来の視力検査は、メガネをかけている人が実際に見えるものに基づいています。
ZEISSのi.Scriptionテクノロジーを用いてレンズを製造するには、自覚的屈折検査および、コンピューター制御の特別な測定システム、ZEISS i.Profilerplusを使用して目を分析します。
標準的な手順と異なり、波面収差測定技術により瞳孔が散大した状態を測定し (暗所では瞳孔径が大きくなります)、まさに包括的な視覚プロフィールを作成します。
複雑に聞こえるかもしれませんが、実は意外と単純なことなのです。
波面収差測定技術では、光波 (波面) が目に投影され、これらの波の反射が細かなセンサーで測定されます。
この情報を活用して個々の目の特徴を特定する画期的な分析方法です。
日中は目に入る光量が多いため、瞳孔径は小さく、 夜間は散大します。
従来の測定装置では昼間の縮瞳(縮小した瞳孔)の状態しか解析することができません。
これまで夜間に虹彩がどのように変化するかをレンズ設計に取り入れられない点が問題でした。
虹彩が広がると焦点深度が浅くなり、散大した瞳孔の周辺部分の見え方に問題が発生します。
その問題が昼間でも測定可能となりました。
従って、従来のレンズ設計では瞳孔が散大した時には明瞭に見えない場合があります。
昼間、また高コントラストな環境で視力を測定する標準的な検査に加えて、
「この解析データを使用することで、どのように夜間の見え方を改善できるか判断できます。
例えば、昼間に行われた検査で-1.50Dとされた近視のメガネ装用者は
夜間の散瞳状態でよりクリアに、高コントラストで見るには-2.00Dが必要です」
検査結果は、その人の目の光学的な地図であり、豊富な情報により特に夜間の見え方を改善することができます。問題が未矯正のままの場合、特に視認性が悪い状況ではデメリットになります。
一方で、これまで検出されることがなかった視力障害が特定され、メガネによって矯正されれば、軽度の夜盲症や夜間の視力低下に悩む装用者の見え方は改善します。
ZEISS i.Profilerplusにて正確で包括的な目の解析が行われると、その結果がZEISS i.Scriptionテクノロジーによってレンズ設計に取り込まれます。
レンズ設計に関する特許技術*、また自覚的屈折検査データに加え波面収差解析データを活用し,i.Scription®テクノロジーを採用したレンズは、これまで以上に装用者の目にカスタマイズした設計が可能になりました。
度数は100分の1 ディオプトリ単位(つまり0.01D) で正確に処方できます。
この技術により、実現可能な最高の矯正特性を備えたプレシジョンレンズの製造が可能になりました。
これが視覚的な快適さを改善し、軽度の夜盲症を抱える装用者に限らず、視界が悪い状況でもより安心できるようになります。
カスタマイズされたパラメーターにより、これらのレンズは日中の見え方をより鮮明で無理のないものにするだけでなく、空間認識、コントラストおよび色覚を高めます。
言い換えれば、夜盲(鳥目)または軽度の夜盲症に悩まされていると感じている、あるいは夜間や光の少ない状況、さらには日中にもより無理なく見たいと感じているあらゆるメガネ装用者に最適です。
ZEISS i.Scriptionテクノロジーは単焦点および累進レンズにも使用できます。
いずれのレンズタイプでも、i.Profiler®による包括的な目の分析データをi.Scriptionテクノロジーを用いてレンズ設計へ取り込むことができます。
ZEISS i.Scriptionテクノロジーを採用した累進レンズは、例えばぼやけて見える領域が減り
近距離、中距離、遠距離ゾーンで明視できる範囲が大幅に広がります。
視線を移動させた時のふらつきや視界のぼやけなどの不便が過去のものとなりました、同時にレンズへの慣れが容易になりました。
ZEISS i.Scriptionテクノロジーは、ZEISS DriveSafeドライブ用レンズにも適用できます。
これは昼間および夜間の運転用に特別に開発されたレンズであり、鮮明さとコントラストの両方を改善し、不快な天候下での視覚の質を高め、遠近両用レンズで生じがちなレンズ周辺部のゆがみを軽減します。
その結果、装用者はより快適な視界を楽しむと同時に、夜間や雨、霧、雪の中などのストレスの多い運転状況でも距離を正確に判断することができます。
ZEISSのi.Scription®テクノロジーを使用した単焦点レンズや累進レンズ
どのレンズタイプでも、是非GLASS FACTORYの店頭へお問い合わせください。
・遠近両用だけではなかった!中近?近々レンズ?『累進レンズ』については下記のBLOGをご覧下さい☟
・近視?遠視?乱視?老視?『単焦点レンズ』については下記のBLOGをご覧下さい☟
・『ZEISS Drive Safe Lens』については下記のBLOGをご覧下さい☟
左右別々の眼から入った情報が脳で1つに融合されているか?を調べるのが『両眼視機能検査』です。
・詳しいドイツ式ハーゼ理論に基づいた世界最先端の『両眼視機能検査』について下記のBLOGをご覧下さい☟
RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
17年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査の視力測定予約を
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ。
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。