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【ヒルトン梅田店】滑車神経麻痺でモノが2重に見える”複視”になり、プリズムメガネを掛けておられた方の処方実例です。

2019.05.17

こんにちは。


ヒルトン梅田店 Vision Expert(ヴィジョンエキスパート)SS級認定眼鏡士 佐野です。

Vision Expert(ヴィジョンエキスパート)とは?

まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。

先日、ご相談いただきましたこちらの60代の男性の処方実例をご紹介いたします。

こちらの男性「滑車神経麻痺」と診断され、モノが2重に見える「複視」になり、
1年前からプリズムの遠近両用眼鏡を掛けておられました。
「特に見えないわけではないが、何か違和感がある」との事で今の眼の状態に合わせた
眼鏡を作りたいとご予約を頂きました。

人の眼を動かしている筋肉には6つの外眼筋と呼ばれる筋肉がありますが、
その中でも滑車神経が支配するのは上斜筋と呼ばれる筋肉で、滑車神経麻痺が出ると上斜筋麻痺となり
眼球を下にむかせることや、内側に回せなくなり、上下・回旋斜視という斜視になる場合が多いです。

ですのでご来店いただきお話をお伺いした後、まず目のお度数をお測りする前に
カバーアンカバーテストと向き運動テストを行いましたところ、思ったよりもしっかりと
眼の動きが出来る状態でしたので、プリズムメガネで製作するために測定をさせて頂きました。

まずは現在ご使用中の眼鏡の視力も確認させて頂きましたところ、右目0.8、左目1.0の視力が
出ていることから、大きくお度数の変化は見受けられませんでした。

それでは現在感じておられる「違和感がある」部分はプリズム量によるものが原因ではないかと
いう事もあり、現在の眼の状態に合わせたプリズム量をお測りさせて頂きました。

その結果がコチラです。

滑車神経麻痺により上斜筋の働きが悪くなることで出る上下斜視の見え方のズレを補正するのと
同時に左右の斜位を補正する事で、この方の場合は大きい回旋斜視も見受けられず補正が可能でした。
(プリズムメガネで補正の出来る場合と出来ない場合がございます。)

今までお使いのプリズムメガネは上下のみのプリズム補正を行っており、それが今の眼の状態には
合わなくなってきたのか、「見え方に違和感がある」とお感じ頂いてたようです。

先日お渡しをさせて頂きましたが、「何となく今までの眼鏡よりも楽に見える」
とご実感頂けました。
2週間後、3か月後を含めて見え具合の変化なども含めてお話をお伺いしていこうと
思います。

モノが2重に見える複視など、一般的なメガネ店では測定できないドイツ式最先端の両眼視機能検査
(両眼視検査)でプリズム測定する事で、改善がみられる場合もございます。
是非、下記視力測定のご予約を頂き、ご相談ください。

視力測定のご予約はこちらから。

・詳しいドイツ式ハーゼ理論に基づいた世界最先端の『両眼視機能検査方法』は下記のBLOGをご覧下さい☟


RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
17年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査視力測定予約
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。