2023.12.16
tag:ZEISS, メガネ, 大阪, 梅田, グラスファクトリー, ツァイスメガネ, 遠近両用メガネ, レンズの見え方, 認定眼鏡士, SS級認定眼鏡士, オーダーメイドメガネレンズ, 左右で度数が違うメガネ, メガネで大切な事, メガネのフィッティング, 眼とレンズの位置を正確に測定, メガネ最新機器
こんにちは。
ヒルトン梅田店 Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)の国家技能検定 1級眼鏡作製技能士 佐野です。
新設された国家技能検定資格により、「適切な視力測定」「レンズ選び」
「フレーム調整」などの知識や技術を審査された国家資格『1級眼鏡作製技能士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。
世界最新の測定機器VISUFIT 1000が導入されています
グラスファクトリーヒルトン梅田店に世界最新の測定機器「VISUFIT 1000」が導入されています。
まだこの「VISUFIT 1000」は国内でも数台しか導入されていない最新測定機器なのですが、
今日は、1級眼鏡作製技能士からの目線でご紹介したいと思います。
まず、この「VISUFIT 1000」と以前使用していた「i.terminal2」との最大の違いは、
「より精密にお選びいただきましたフレームがお顔にどういった形状、位置で装着されているか」
が計測できるという事です。
メガネのレンズは目の前にありますが、そのレンズが目の前にどういった角度や位置であるのかによって見え方が大きく変わります。
もちろん適正な度数の測定もメガネ作成時には大切ですが、それと同等くらいこの
「眼鏡レンズが目の前にどういった角度や位置であるか」という事は大切です。
大まかに目安の値(角度や位置)で作られたメガネレンズで、
かなりレンズの歪みの少ない設計のレンズだとしても
この目の前のにどういった角度や位置で掛かっているかによって大きく見え方が変わってしまうのです。
それこそ、変な角度で眼鏡がかかっていると測定した度数よりも無駄に乱視の度数が増えて歪んで見えたり、
あるいは、必要な度数が出なくなり、何だか見えにくいなんて事も起こりうるのです。
以前までの「i.teminal2」という機械での測定でも、目の前にどういった角度や位置でレンズが目の前にあるかという事は計測しておりましたが、それを更に精密に測定が出来るようになりました。
以前までの「i.terminal2」という機械での測定ではお測りできなかった左右で違う眼とレンズの距離が計測できるようになりました。
この左右で眼とレンズの距離が違えば、当然見え方に影響が出ます。
例えば、眼とレンズが近くなれば設定した度数より強くなりますし、眼とレンズが離れれば度数はゆるくなります。
せっかくしっかりと度数を測定をしてもこの距離が違えば見え方も変わるのがメガネです。
今までの「i.terminal2」ではこの画像の様にテンプルという耳に掛ける部分が太い形状のフレームでは、
眼球の位置が分からず、大まかな眼とレンズの距離で測定するしかありませんでしたが、
最新の「VISUFIT 1000」では、この部分を透けて見ることが出来るので、精密に合わせる事が出来ます。
メガネにはアナログで、測る人次第で大きく見え方に影響する部分がまだまだ多くありますが、
アナログの時には、”目視”で”感覚”で”大まかに”合わせていた部分がデジタル化され、
より正確でパーソナルなレンズのオーダーメイドが出来るようになりました。
(頂点間距離という左右の眼とレンズの距離が違いますが、左右別で10分の1㎜単位で合わせれます)
眼鏡士としての目線で見た「VISUFIT 1000」は、先進のテクノロジーで今まで大まかにアバウトで
合わせていた部分がデジタルによって精密に合わせる事が出来る素晴らしい最新機器だと思います。
冒頭でお伝えしました通り、メガネの見え方はお度数の測定値だけが問題ではなく、その正確に測定して
お作りしたレンズが目の前にどういった角度、位置であるかによって大きく見え方に影響が出るものですので、
「お度数は正確に合わせているのになぜかしっくりこない」
「合わせた見え方より見えにくい。や度数が強く感じてしんどい」
など、お度数の測定値だけでは解決できない見え方の問題を解決できるようになりました。
是非、最新の機器での測定をご体感ください。
『GLASS FACTORY ヒルトン梅田店』
電話番号:06-4796-7266
メールアドレス:gfumeda@glassfactory.co.jp