2018.01.28
tag:メガネ, 眼鏡, 視力検査, 神戸, ZEISSメガネ, ツァイスメガネ, 両眼視機能検査, 視力測定, 眼位矯正, 両眼視, プリズム眼位矯正, 斜位, 眼位異常, プリズム眼鏡, プリズムメガネ, 上下斜位, 手元が見えにくい方, 複視, ZEISS眼鏡, ツァイス眼鏡, 三宮, 片目隠した方が見やすい, 元町, 2重にダブって見える, モノが2つ見える, 首が傾いてると言われる
先日ご来店頂きましたお客様のプリズムメガネの実例です。
ご来店頂きましたのはこちらの70代の女性のお客様。
すでにご来店頂いた時から片目を手で隠してご来店されました。
「片目を隠した方が2重にブレて見えないので、楽なんです」と言う事でした。
2重にブレて見える”複視”状態になるとの事でした。
70代の方ですが、ご自身でパソコンもされるとの事で両眼視機能検査が出来るところを調べてご来店頂きました。
今までお使いのメガネは遠近両用でしたが、その手元の見えにくさと複視になる
事がしんどくて、お車の運転などもされないのでほとんど室内でしか使用しないとの事でした。
そこでオススメさせていただきましたのが、必要な明視域で見たい範囲を
カスマイズ出来る室内用レンズのオフィスレンズです。
現在までお使い頂いておりました遠近両用に比べ手元も広く、室内範囲しか見ない方には
手元から4mまでの明視域の室内用レンズ(中近レンズ)の方がオススメです。
早速測定をさせて頂きました。
現在までお使い頂いておりましたメガネでは右眼は視力0.5までしか出ず、左眼が視力0.9と
アンバランスな状態でしたので、まずはこの両眼の完全矯正を行うところからお測りし、
右眼も0.9左眼も0.9の最高視力でバランスを整えさせていただきました。
ココからカバー、アンカバーテストを行い眼位測定をさせて頂きました。
眼位異常(斜位)は左右方向の内斜位、外斜位と上下方向の上下斜位とがあります。
人の目は近くのモノを見る時などに眼が内側に寄ります。これを輻輳と言うのですが、
輻輳力があるため、左右方向の斜位に関してはすぐに複視になるということも少ないですが、
上下斜位に関しては右眼を下に、左眼を上にと動かして視線を合わせる眼球運動は出来にくく、
軽い斜位であっても首を傾けてみる等の症状が起こりやすいですし、分離して複視になる
許容範囲も左右の水平斜位に比べてご自身の目で補正出来る分量も少ないです。
ですので、上下の斜位が強い方は複視も起こりやすくなってしまいます。
今回のお客様もこの状況でした。
上下斜位が強く、複視になっておりました。
両眼視機能検査を行い、プリズム量を測定しメガネをお作りいたしました。
測定が終わり、トライアルフレームを掛けて頂いている状態から来店された時のような
片目を手で隠すようなことも無くなりごらん頂けておりました。
先日、お渡しをさせていただきました。
「これでようやく片目を隠して見なくても大丈夫ですね」とお話させて頂きましたが、
実際にはご自宅の中に階段もあるとの事でしたので、神戸店店内の階段も登り降りして頂き、
手元の見え方も確認して頂き、ご使用頂いてます。
また経過やご使用状況を確認させて頂こうと思いますが、この方のように
モノがダブって2重に見えるという方や2重にまでは見えないけど、
昔から写真を撮るときなどに首を曲げているのを指摘される方も
実はこの上下の斜位がある事で知らず知らずのうちに首を傾けてみるようになっていることもあります。
思い当たる方は是非、ご相談くさい。
グラスファクトリーの視力測定では『ドイツ式世界最先端の両眼視機能検査』で
「快適で楽に見え負担が少ない」メガネを作る為に測定には約1時間のお時間を頂戴しております。
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