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【オフィシャル】理由は分からないがスッキリとした見え方がしない方の症例

2024.09.12

いつもグラスファクトリーのブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

理由は分からないが常に見え方がスッキリしない方の症例

メガネ云々関わらず、以下のような症状に思い当たる方はいらっしゃいませんか?

この方のように普段から疲れ眼がひどいのは視線(眼位)のズレが原因かもしれません。

・眼がとにかく疲れる(眼精疲労を強く感じる)

・物が時々、二重に見える

・遠近感を感じにくい

・本を読んでいて一瞬目を離すとどこを読んでいたのか分からなくなる

・ドライアイ症状である

・常に何かを見ようとすると、自分の眼で合わせようとしているのが分かる

一つでも感じられる方は両眼で物体を左右の眼で見た時に一つに合わせるのが難しいため、
上記のような症状が出ている可能性があります。

そのような方の特徴として、片眼で見ている方が楽と言われます。
如何ですか?

こちらのお客様も前述したような症状が見られました。

上の図が昼間の眼の状態、下の図が夜の眼の状態です。

このお客様の眼は乱視がお強く、昼間の眼の状態からも多少の不正な乱視の影響を受けて見えにくく感じられていることがよく分かります。

また夜の状態ではこの不正な乱視の影響で、照明が暗い所でハッキリと見えない感覚が大きいことをご説明させて頂きました。

まず今回、常用での眼鏡(遠近両用)としてこの夜の不正な乱視の影響を少なくする
i.Scription®解析をし夜間の見え方が改善できる眼鏡がある事をお話させていただきました。

しかしこの見え方だけではお客様の最適な見え方はと言えません。
問診で伺った症状の点から、両眼視機能検査を行わせていただきました。

両眼視の検査は特殊な偏光フィルターを使った眼位測定でポラテストと呼ばれています。
人は近くのモノを見る時、必ず眼を寄せる必要があります。

目が元々外向きの人はまっすぐ(正位)の人に比べて大きく目を内側に向ける必要がある為
負担が大きくなります。

目を寄せる筋肉と眼を寄せるように指示を出す脳が疲労して、重い疲れ目となってしまいます。
年齢と共に眼の筋力も衰えていきます。
今までは問題が無かったのに、と思われる方は年齢によって一つに左右で見た像を筋力だけでは補えないようになってきているのです。

結果的にすっきりした見え方がしないという事に繋がってきます。

そこでまずはお客様の眼位の確認の為、カバーアンカバーテストを行いました。
カバーテストを行った際に、カバーをした方の眼球が動くと斜位の傾向があるという事です。

今回のお客様は、両眼共に眼球が動くことが確認できました。
目が外側から内側へ動いたので、外斜位、且つ上斜位である事が分かりました。

その上でプリズムレンズという特殊なレンズを使用して眼位矯正を行いました。

この検査で検出された眼位矯正を行うことにより、今までモノを見る時に余分に掛かっていた
眼を動かす筋肉と脳の疲労を軽減することで、眼精疲労(目の疲れ・疲れ目)を抑え
肩こり、頭痛を改善できる可能性があります。

これにより、立体感や遠近感のある見え方になります。

このお客様はプリズムレンズは初めてでした。

装用テストで実際に見て頂き、遠く・近く・足元を見て頂いた時、多少の違和感はあるが
立体感を感じ今まで感じたことの無い明るい見え方になる。

手前にあるものと、遠くにあるものとの差がハッキリと分かるようになったとおっしゃいました。

確かに人の目と脳は直結しているため、殆どの方は、慣れるまで1~2週間ほど時間がかかります。
今までがそのような作用を含んだ眼鏡を掛けて来られなかったからこそ、それは当然だと思います。

眼の周りの筋力の動かし方が今までの様に動かそうと脳が指令を出します。
しかし、レンズを通した見え方では視線のズレが無い。
そこで脳が混乱し、理解するまでに時間が掛かってしまう訳です。

再度プリズムレンズも入った状態で遠近及び単焦点のレンズをお試しいただきました。
その結果、今回は特に遠くを中心とした車運転用、ゴルフに使用される単焦点眼鏡をお作りさせていただく事になりました。

眼からの違和感を感じる事があればまずはご相談ください。

見られ方より見え方を重要視した眼鏡選びとは

メガネを買うまで覗いてみた。ー眼鏡では矯正できない強度な『不正乱視』を持つスタッフの場合ー

今までは補正が出来なかったような”本当のメガネ”をお作り致します。
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