2023.09.07
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こんにちは。
深視力が通らない
今回のお客様は大型免許を取得したいが、深視力が通らないというお客様の症例です。
・お客様の年代 50代
中度の頭痛(時々頭痛薬服用)、焦点の合わせづらさ
現在は内勤8時間のPC業務だが、今後大型免許有取得後、運転の頻度が高くなる。
今使われている眼鏡は遠方が良く見える単焦点レンズをご利用頂いている。
それ以外は常にコンタクトレンズを使用しており、視力に問題はないが、
何度テストしても深視力が通らず、何とかしたい。
と言うお客様の測定をさせて頂きました。
矯正視力を測定させて頂くと、お客様の仰るようにそこまで度数に違いがあるようには見られませんでした。
ただ、その先の両眼視機能検査にて、外斜位が見られました。
加えて、現在コンタクトレンズも単焦点レンズも遠方重視した視力で、
PC作業も行っており、疲れ目はその点からも可能性は考えられます。
(手元からモニター、室内をワイドにクリアにご覧頂ける多焦点Lens)
・Officeレンズは、まず屋内や室内での使用に適しています。
プライベートではテレビ視聴時の画面の見え方を改善するほか、
ビジネスでは、会議中のホワイトボードや、PC、配布された資料が見えにくいという不便も解消されます。
お仕事であまり遠くを眺める機会がなく、
手元と数メートル先の距離を見る機会が多い方におすすめできるレンズです。
今回ご利用いただいたOfficeレンズはこの中間部と近用部分を広く取り、
近距離での見える視界を広くしている為、通常の遠近両用レンズよりも近くが見やすくなります。
また、室内の広さ(約4メートル先)までの中間距離も近距離同様に視界を広くしているので、
手元からモニターまでの視線移動の際、スムーズに視線移動をし、ご覧頂けるようになりました。
その分、遠方が遠近両用に比べて見え方が劣る為、
そんな風に、いつ、どれくらい使用されるかが、
どのようなレンズを使うか、という事に大きく影響してきます。
今後大型車を運転する場合、遠くがクリアに、且つ視線をナビやメーターに向けた時に
見えるようになる為には遠近両用眼鏡は欠かせなくなります。
Officeレンズと併用して図の右端の遠近両用眼鏡も合わせてご利用頂きました。
まず近くがどちらの眼鏡も近くが見やすくなった事もあり、頭痛が減った事が一番最初の変化でした。
コンタクトレンズの使用は控えて頂き、とにかくプリズム眼鏡を掛ける時間を延ばして頂く事を中心に
生活していただきました。
お渡しから2週間後の奥行知覚検査【三桿法】でチェックした所、
最初は全く遠近感が取れなかった状態が辛うじて出るように。
その後の1ヵ月検診では深視力クリアの状態まで届きました。
通常のコンタクトレンズ、眼鏡ではこのような状況になるまでには届きません。
まして、眼鏡を作って掛けたからすぐに深視力が通る、と言うのも難しいです。
慣れて頂くまでには時間がかかる事、眼鏡の出来上がりまでにも1週間程度お時間を頂いております。
今後、免許更新など同じような症状でお困りな方、ぜひ一度測定をお勧めいたします。
グラスファクトリーの視力測定では『ドイツ式世界最先端の両眼視機能検査』で
「快適で楽に見え負担が少ない」メガネを作る為に測定には約1時間のお時間を頂戴しております。
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