2023.05.05
tag：メガネ, サングラス, 眼鏡, 紫外線, フレーム, グラスファクトリー, GLASSFACTORY, 紫外線対策, 瞳孔, 紫外線カット率, 色の濃いサングラス, サングラスを買う時に気をつけないといけないこと, クリアレンズ
こんにちは。
いつもグラスファクトリーのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
グラスファクトリー堀江店の野口です。
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サングラスといえば最初に思い浮かぶのは・・・タモリさん？
というとジェネレーションギャップかもしれませんが、
濃くて目が見えないくらい濃いサングラスというイメージが強かった思います。
少し前にこんな話題がありました。
「紫外線対策用のサングラスは濃い色のサングラスだと目の前が暗く見え、目はもっと見やすくしようと瞳孔が開いてしまい、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます！なので色が薄いサングラスで目を守りましょう！」
というもの。この説は本当なのでしょうか？
目は昼と夜で瞳孔の大きさが大きく変わります。
昼だと光が多いので吸収する光を抑えるために小さく、
夜は光が少なくなるので光をたくさん吸収するために大きくなります。
猫ちゃんの目に例えると分かりやすいかもしれませんね。
こんな感じで光の多さによって吸収する力を調整する力が目には備わっています。
紫外線はもちろん瞳孔から光と一緒に入ってくるのですが、
サングラスを掛けて瞳孔が大きくなることによって紫外線が入ってくる量が多くなり、紫外線の影響を受けやすくなる。ということで大きくその情報が広まりました。
一見それっぽく感じますが・・・ではサングラスの色の濃さで紫外線をカットする性能が上がるのでしょうか。
結論をいうと実は紫外線カットはサングラスではないとできない・・・わけではありません！
最近はメガネ屋さんに置かれているほとんど全てのメガネに大なり小なり「紫外線カット機能」が付いています。ですのでどれだけ瞳孔が開いた状態であってもUVカット機能があれば問題ではありません。
紫外線カットのサングラスには「紫外線透過率」が数字で表示されています。
これはそのレンズがどれだけ紫外線を透過するかを示す数字で、例えば「紫外線透過率1.0％以下」という表示のレンズは、紫外線を99％以上カットすることができると言われます。
メガネ屋さんによっては「紫外線カット率」や「UVカット率」という表現にしているところもありますが、その場合は数値が高いものの方が性能が良いレンズということになります。
何が言いたいかというと、
「サングラスの色の濃さで紫外線をカットする性能が上がるというわけでは全くない、ただ濃いサングラスを掛けることで目は紫外線を吸収しやすい状態になる。」ということです。
よって下の図のようなこともあり得ます。
透明なクリアレンズでも性能が良いメガネはありますし、
反対にどれだけ濃いメガネでも紫外線をカットできないサングラスは存在します。
一番最悪なのは図の左側のように濃いサングラスなのに紫外線カットができない場合です。視界は暗くなり瞳孔は開いているに紫外線を遮断する機能がサングラスに入っていないので、むしろ逆効果。あと、紫外線カットが出来ていたとしても目とサングラスの距離が離れている場合やレンズの面積が少ない場合は外からの紫外線が目に入って気安くなります。
よって結論は、「薄い色のサングラスの方が“紫外線対策”には効果があります！が、濃い色の方が紫外線効果は無いということでは無い」です。
おさらいまとめ
・瞳孔は明るいと小さく、暗くなると大きくなり大きくなるほど紫外線は取り込みやすくなる
・ほとんどのメガネ屋さんのメガネには紫外線カットレンズが付いている
・サングラスの色の濃淡は紫外線カットの効能には関係がない
・目元とサングラスの距離が離れていたり、レンズの面積が少ない場合は隙間から入ってくる紫外線に注意が必要
いかがでしたか？
皆さんも是非この記事を参考に紫外線対策をしてみてください。
グラスファクトリーには、各店様々なメガネのスペシャリストがおりますので、ぜひご相談ください。
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