2022.06.06
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こんにちは。
いつもグラスファクトリーのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回ご紹介したいのは「斜視と斜位」についてです。
などに複数当てはまる人は視力とは別に「斜視と斜位」がある可能性があります。
この記事では、
斜視と斜位についてや
セルフチェック方法、
斜位用の特別なレンズ「プリズムレンズ」やその測定方法、
斜位のお客様の症例
などについて説明しています。
心当たりのある方や興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
眼には、近視や乱視といった症状の他に斜視や斜位があります。
人間の眼は片方の眼だけでも当然見ることはできますが、物を立体的に捉えるためには両眼を使うことが重要です。
両目の位置は違いますから、当然異なる角度から物が見えていることになります。
そして、両眼で見た二つの映像のは脳で計算され一つの映像になります。
このように両眼で見ることによって、立体感や距離感を感じることができるのです。
この両眼で見る機能の異常で、斜視や斜位が起こります。
では次に、斜視と斜位の違いについて詳しく説明します。
斜視とは
モノを見た時、両眼が同じ方向を向いていない状態をいいます。
片方は真正面を向いているのに、もう片方の眼は意識しなくても自然と別の方向に向いてしまい、
それによって視界がズレて見えてしまう症状のことです。
斜視は目のトラブルの中では発見するのが比較的簡単で、
他人から見ても目がずれていることが分かるのが大きな特徴です。
又、斜視の状態で両目が同時に使われると物が二重に見えます。これを「複視」といいます。
芸能人でも斜視に該当する方は多く、
オダギリジョーさん、山下智久さん、テリー伊藤さんなど、が斜視と言われています。
ミステリアスな印象に感じる方が多いのも特徴です。
両眼どちらも斜視がある場合もあります。
斜位(隠れ斜視)とは
斜視は片眼が常に逸れている症状と言いましたが、
斜位は両眼で見る力はありますが、両眼を使わない時(眼を瞑っている時やぼーっとしている時)に目が逸れるなどの斜視の症状が見られる症状です。
NHKなどで取り上げられたことで最近は「隠れ斜視」とも呼ばれることもあります。
まず、斜視との大きな違いは両目で見ている時には視線のズレは無く、目の位置がズレている訳でもありません。
ですが、両目を開けたまま片目を覆っていただくと、覆われたほうの眼は物を捉える必要がなくなるために、楽な位置へ移動して休みます。
「目の筋肉を使っていない時に視線がずれるのはわかったけど、
両眼で見れるなら別に問題ないのでは?」
と思った方もいるかもしれません。
しかし、斜位の目は視線のズレを筋肉に過剰な負荷をかけることによって修正させています。
ですので、一日中普通の人より目に負荷をかける状態が続くことで
・過度な負荷に耐えきれず視線のズレを修正できなくなりふとした時に視線がズレだす。
・重度の肩こりや偏頭痛持ち
・眼が疲れやすい、人と同じようにスマホ・PCを長時間見れない
などの症状をお持ちの方が多いです。
しかも、視線にはズレがないので自覚されている方も少なく、
グラスファクトリーでは、眼精疲労や頭痛がするお客様の検査をしていたら「斜位」だった、といったことも少なくありません。
Youtubeで分かりやすい動画がありましたので載せておきます!
目は6つの筋肉によって支えられており、その筋肉を使うことでものを見ようとしたときに瞬時にそこに目のピントを合わせられるようにできています。
■目の筋肉や神経などの異常によるもの
目を動かす筋肉や神経にわずかの異常があると、目の位置がずれ、両目が一緒に正しくものを見ることができず、斜視になります。
■両眼視の異常によるもの
遺伝や脳の一部のわずかな異常が原因で、両眼視がうまくできない場合、それぞれの目がばらばらな方向を見るようになり、斜視になります。
■強い遠視によるもの
目はものを見るときにそのものにピントあわせを行います。近くを見るときには、目は内側によります。遠視では、強くピントあわせを行わないと、はっきりと見えないため、目はかなり内側によってしまい、斜視になる場合があります(=調節性内斜視)。
■視力不良
病気やけがで、片方の目の視力が悪くなると、両眼視ができず、視力の悪い目が斜視になる場合があります。大抵の場合、その目は外側を向きます(外斜視)。
※斜位症状を感じられた方は、眼病の可能性もありますので最初は眼科の受診をおすすめします。
斜位と斜視はひどい場合は手術も必要になりますが、基本的に眼鏡で矯正することができます。
斜視と斜位は、特殊なプリズムレンズというレンズを使用したメガネで改善が見込めます。
光の道筋を屈折させるレンズで、目の位置のずれを補正してくれるので、「2重に見える症状の改善」と、「正常に見るために過剰に使っていた筋肉への負荷の軽減」が期待できます。
(グラスファクトリーでもプリズムレンズ作成が可能です)
一般的に眼鏡店では、片眼ずつお度数を測り、最後に両眼のバランスを確認し、
装用テストを行い眼鏡度数決定します。
ですが、この測定だけでは見つけ出せない眼のトラブルがあるんです。
私たちはモノを見る際、左右の眼を1点に集中する眼球運動を無意識に行っています。
左右の眼の視線にズレがある場合は眼から入った情報が脳で上手く1つに融像されない為
モノがダブって見えたり、遠近感や立体感の無い見え方となり眼精疲労(目の疲れ・疲れ眼)
肩こり、頭痛の一因となることがあります。
左右の眼で見た情報を脳で正確に認識できているか。
人は情報の約80%を眼からの情報で取り入れ、脳で認識して
“脳で見ている”のです。
左右別々の眼から入った情報が脳で1つに融合されているか?を調べるのが『両眼視機能検査』です。
グラスファクトリーでは、片眼ずつの完全矯正のお度数測定後に
眼位のズレがあるかを確認するカバーテストを行い、両眼視の検査を行います。
両眼視の検査は、特殊な偏光フィルターを使った視力測定です。
一般的にポラテストと呼ばれているものです。
写真のような視標を使い、左右・上下の眼位のズレ検出し、プリズムレンズという
特殊なレンズを使用して眼位矯正を行います。
それをする事により、今までモノを見るのに、余分に掛かっていた負担を軽減することで眼精疲労を抑え
その眼精疲労から来る肩こり、頭痛を改善できる可能性があります。
このグラスファクトリーが行う、MCHと呼ばれる検査方法では、立体視のテストも行い
遠近感、立体感のある見え方を提供できます。
従来のメガネ店の視力測定では、左右それぞれの視力に合わせて
度数を調整する(右視力1.0左視力1.0)のみの測定です。
ですがこの測定だけでは視力は「ハッキリ良く見えている」メガネですが
見えるけど「疲れる」、疲れてくると「2重に見える」や「すごく肩や首が凝る」「頭痛がする」が原因が分からないなどの症状の改善が出来ないメガネとなり快適なメガネとは言えません。
ヨーロッパの最先端医療の測定機器を使用し
『ドイツ式ハーゼ理論に基づいた世界最先端の両眼視機能検査』
で左右・上下の眼位(視線)のズレを測定し特殊なプリズムレンズで眼位矯正を行うことにより
今までモノを見る時に余分に掛かっていた眼を動かす筋肉と脳の疲労を軽減することで眼精疲労(目の疲れ・疲れ眼)、肩こり・首こり、頭痛を改善する「快適で楽に見え負担が少ない」メガネをお作り致します。
「片眼だとはっきり見えるけど両眼だと車線が二重に見えるのがしんどい…」とお悩みのお客様の症例
最近、免許取得の為に教習所に行くようになり運転をしていると
車線が二重に見える事に気付いたとの事。
2年前にウイルス性の顔面麻痺になった事もありその影響かと心配になり
病院に行って精密検査をされました。
その結果、神経などに異常はまったくなく問題ないとの診断を受けられました。
ただ見え方に対する改善については教えてもらえず、ご自身でインターネットで
色々と症状から検索して斜位ではと気付かれ今回、測定予約で来店されました。
「両眼で見ると物が二重に見えるけど片眼だとしっかり見えます」
という事をお聞きし強めの斜位である事を予想しました。
「二重に見えるってどんな感じ?」
と思われるかもしれませんが、このお客様の場合は大袈裟でなく本当にこのように見えるとの事でした。
これらの状況をお聞き取りし「他覚的屈折検査」と「自覚的屈折検査」をさせていただきました。
まず昼間の瞳孔サイズでの眼の状態と、夜間の瞳孔サイズでの眼の状態を確認しました。
昼間はほぼ不正乱視の影響はない事が分かりました。
またご年齢が20代前半ということもあり、夜間では最大5㎜まで広がった瞳孔サイズでは
不正乱視の影響が多く出ているのが分かります。
この不正乱視はメガネで完全に補正することは出来ませんが、一番影響が出にくく、
夜の見え方が改善出来る超精密度数で眼鏡のお度数を設定することをお伝えしました。
このお客様の場合、片眼ずつの視力測定ではしっかり度数が出るものの
両眼で見た際に二重に見える、つまり両眼視が出来ていない事が分かります。
・車酔いがひどい
・日常的にめまいがある
・重度の疲れ眼、頭痛がひどい
などの自覚症状もありました。
自覚的屈折検査で近視と乱視の度数が決定した状態でドイツ式の最先端の両眼視機能検査をさせて頂きました。
そうすると、左右方向に斜位がありましたので、プリズムレンズを使用して補正しました。
このお客様の場合、内斜位という斜位がある事が分かりました。
人の眼は物を見る際に右眼で見た物と左眼で見た物を頭の中で結像する事により一つの物として見ています。
このお客様の場合は通常の方よりも常に眼を動かす筋肉に負担を掛けて物を見ている状態です。
その結果、筋肉が耐え切れなくなり物が二重に見える複視という状態になっていました。
今回測定しましたプリズムメガネを掛けて頂くと
・初めて物が二重に見えない見え方になった
・これまで見えているけどなんとなくぼやけているという見え方からくっきりと鮮明に見える。
・見えるだけでなく遠近感や立体感が初めてはっきりと分かるようになった。
後日、お電話にて見え方の確認をした際には
・元々は運転の時だけ掛けるつもりだったが眼の疲れや頭痛もなくなるのでずっと掛けている。
物を見る事がすごく楽になりました。
という事を教えていただき本当に嬉しい限りでした。
お客様の眼の状況をお調べしそのお客様毎にあった”楽に見える眼鏡”をお作りさせていただきます。
ご年齢がに関係なく眼は人それぞれ違い、例えば近くを見る時のピント調節力が低い方や、
遠くも近くも見えてはいるけれど、なんだかすごく眼が疲れやすく肩こりがひどいとお感じの方も多いと思います。
ご自身では気づかず無意識に眼を動かす筋肉に必要以上に負荷がかかり
それが疲れ眼や肩こり、頭痛までつながっている場合があります。
このドイツ式最先端の両眼視機能検査で測定した”楽に見える眼鏡”をお試しください。
様々なライフスタイルや環境に合わせてご提案させて頂きますので
今まで生活環境に合っていない眼鏡を掛けていて眼鏡アレルギーになっている方も是非一度ご相談にいらしてください。
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