2021.11.09
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皆さん、「不同視」をご存知でしょうか?
不同視とは、近視や遠視などで左右の目の度数差が2D(ディオプター)以上あることをいいます。
片方の視力がもう片方の視力と大きく異なっている状態の目のことをいいます。
その差が大ければ大きいほど症状が重くなります。
今回のお客様は不同視でお困りな方の症例です。
現在の眼鏡の矯正視力で右1.0、左0.3、
これ以上度数を上げる眼鏡は作れないと言われ、
運転に不安を感じる為、今よりも遠方が見えるようになりたい、とのご希望でした。
先程の様に左右差があり、左右それぞれに合わせた度数ではクラクラしたり、
両目でモノを見るのが辛かったり、不等像が気になったりします。
2D以上度数差を出さないのは、これを抑えている目的もあります。
でも、見えづらさや疲れなどを感じてしまいます。
不同視で左右差のあるメガネを楽に掛けるためには、
斜位を測定すること、そしてメガネで斜位を矯正してしまうことが重要です。
ドイツ式両眼視機能検査によって、視力を測っていきます。
両眼視機能検査とは?
一般的に眼鏡店では、片眼ずつお度数を測り、最後に両眼のバランスを確認し、
装用テストを行い眼鏡度数決定します。
私たちはモノを見る際、左右の眼を1点に集中する眼球運動を無意識に行っています。
左右の眼の視線にズレがある場合は眼から入った情報が脳で上手く1つに融像されない為、
モノがダブって見えたり、遠近感や立体感の無い見え方となり眼精疲労(目の疲れ・疲れ眼)
肩こり、頭痛の一因となることがあります。
左右の眼で見た情報を脳で正確に認識できているか。
人は情報の約80%を眼からの情報で取り入れ、脳で認識して
“脳で見ている”のです。
左右別々の眼から入った情報が脳で1つに融合されているか?を調べるのが「両眼視機能検査」です。
ちなみに、お客様の元の眼鏡は
R/ S:-2.75 C:-0.75 AX:170 (矯正視力1.0)
L/ S:-5.00 C:-0.25 AX:14 (矯正視力0.3)
まず、片眼ずつの完全矯正値を出させて頂きます。
R/ S:-2.75 C:-1.50 AX:7 (矯正視力 1.2)
L/ S:-7.50 C:-1.00 AX:11 (矯正視力 0.7)
そこから必要なプリズム量を測定する写真のようなテストを様々行います。
その結果、矯正視力を合わせてプリズムが左右、上下ともに必要なことが分かりました。
こちらの視力を基に眼鏡を作らせて頂き、
1か月後の定期検査では、遠方が良く見えるようになったとご報告を頂きました。
不同視による頭痛、暗い場所での見えにくさ、首や肩のコリなども気にならなくなったとの事です。
視力の左右差でお困りな方、ぜひご相談下さい。
グラスファクトリーの視力測定では『ドイツ式世界最先端の両眼視機能検査』で
「快適で楽に見え負担が少ない」メガネを作る為に測定には約1時間のお時間を頂戴しております。
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