2020.12.16
こんにちは。
いつもグラスファクトリーのBLOGを見ていただきありがとうございます。
先日Twitterでこんなツイートが話題になりました。
3歳児健診で次女の弱視が判明し眼鏡っ子に。保育園の先生方やママ達も協力してくれ「眼鏡いいね!可愛い❤️」作戦で何とか本人も嫌がらずつけてくれてたんだけど今日眼科に検査に行くとお婆ちゃんが「こんな小さいのに眼鏡なんて可哀想ねぇ」と一言💧おかげで「保育園行きたくない!」と大号泣…悲しい
— ナヲきち (@mth_nao) January 20, 2020
3歳児健診で次女の弱視が判明し眼鏡っ子に。保育園の先生方やママ達も協力してくれ「眼鏡いいね!可愛い❤️」作戦で何とか本人も嫌がらずつけてくれてたんだけど今日眼科に検査に行くとお婆ちゃんが「こんな小さいのに眼鏡なんて可哀想ねぇ」と一言💧おかげで「保育園行きたくない!」と大号泣…悲しい
旦那は相手にすんなって笑ってたけど、メガネっ子達への偏見を少しでも減らしたいのであえて返信させて下さい。
幼児の眼鏡は弱視と言って生まれつきの場合が多いです。矯正、治療的な役割もあり、眼鏡をかけることで視力が上がり将来的に裸眼になることもあります。
どうか温かい目で見守って下さい🙇♀️ pic.twitter.com/da8BgiP937— ナヲきち (@mth_nao) December 15, 2020
旦那は相手にすんなって笑ってたけど、メガネっ子達への偏見を少しでも減らしたいのであえて返信させて下さい。
幼児の眼鏡は弱視と言って生まれつきの場合が多いです。矯正、治療的な役割もあり、眼鏡をかけることで視力が上がり将来的に裸眼になることもあります。
世間が思う「弱視の子供」と現実の解離
弱視の子供は50人に1人と言われています。皆さんが思っているよりもとても多い数字だと思います。
子供の弱視は早期に発見できれば就学時にはほとんど正常になると言われているほど、いわば「治る病気」だと言われています。
ですが、視覚の発達は6〜8歳で完成するので、それ以降に矯正を行っても思うような効果は得られず、一生弱視となってしまう場合がほとんどです。
世間一般のメガネユーザーのほとんどが、視覚の発達が完成した後にメガネを使用し始めます。
なので、目が悪くなるイコール一生メガネを掛け続ける。といった偏見を持ちやすいのかもしれませんが、逆に小さい時期にメガネを掛けて矯正しないと一生メガネを掛け続ける事になるのです。
弱視でメガネを掛けた子供は、親の怠慢や教育のせいでは無く、むしろとても幸運な環境にいるお子様だと思います。
弱視を見つける難しさ
先ほど弱視でメガネを欠けた子供は親の怠慢や教育のせいでは無い、と書きましたが反対に弱視を見つけられなかった親はどうでしょう?
毎日一緒に過ごしていてそんなに分からないなんてそっちの方が親の怠慢だ、なんて思ってしまうかもしれませんが、実はそれにも深いわけがあります。
人間は生まれてすぐから、はっきり見えているわけではなく、生後1~2カ月くらいで、ものの形や色が分かるようになり、4カ月ぐらいで動くものを追って目を動かせるようになります。
1~2歳ぐらいの頃は、まだ解像度が低い見え方で細かい視標の判別は困難ですが、3~4歳くらいまでに1.0の視標が判別できるぐらいの最大矯正視力を持つようになり、最終的には両眼視機能(立体的にものを見る力)も含めて、概ね6歳ぐらいまでに「視機能の発達」が完成します。
乳幼児は0.2程度の視力があれば、日常生活を不自由なく送ることができます。弱視であっても普段の生活では問題が顕在化しないため、家族も気付かない場合が多いのです。
なかでも片目だけ弱視である「不同視弱視」の子どもは、もう片方の目の視力が良いため日常生活に不自由がなく、周りの者も気づきにくいのが現状です。
弱視を見つけても立ちはだかる壁
例え子供の弱視が見つかったとしても、
弱視を矯正するには長期的なメガネと1日に数時間付ける片目を覆い目の矯正を促すアイパッチの着用が必要です。
アイパッチをする事が定着せず、結局諦めてしまったり、
要検査と言われたが、弱視に無理解な為に緊急性を感じなかった為病院に行くことを後回しにしたり、
様々な理由がありますが矯正には様々な壁があるのです。
弱視を知りたい方にオススメのYouTube
弱視をお子様にもつ親御さんにオススメしたいのがこの「あかりチャンネル」です。
どうやって検査しているのか、アイパッチ訓練の様子など詳しく紹介してくれています。
子どもが視力検査のやり方を理解できるようになるのは3歳頃からなので、3歳児健診でしっかり視力チェックをすることが重要です。3歳児健診や眼科で「要精密検査」となった場合には、速やかに眼科を受診しましょう。
日常で見つけることは難しいですが、こんな例があります。
弱視を見つけるにはどうしても大人の目が必要です。
弱視の治療には年齢によって限度があります。もちろん大きくなってからでも矯正できた例もありますが、
より低い年齢で治療を開始したほうが、確実に治療効果は高くなります。
気になった方は今からでも遅く無いので病院に行って見るのはいかがでしょうか?
【参考】
【危険!】早く治療すれば回復したのに…「50人に一人もいる!子どもの弱視の見逃し」に気をつけて!
グラスファクトリーの視力測定では約1時間のお時間を頂戴しております。
ご来店に際しまして、現状を鑑み感染対策をしっかりとさせて頂きます。
お客様の混み合う状況を避け、安心してごゆっくりご覧いただける様に現在グラスファクトリーでは「来店予約優先制」で営業させて頂いております。