グラスファクトリー

BRAND HISTORY

アラン・ミクリ(Alain Mikli)

Alain Mikliアラン・ミクリは、1955年フランスのローヌ地方で生まれました。彼は、オーケストラの指揮者である父親と洋服の仕立屋である母親と共に、リヨン近郊のサント・コロンブで幼少期を過ごしました。

12歳の時、まだ自身をミクリと名付ける前、若きアランはパリにある眼鏡を専門とするフレネル眼鏡学院(lycée fresnel)に入学しました。フレネル眼鏡学院はスキルを学んだ場所であり、彼の言葉で表現するのであれば「ほぼ盲目の人向けの人工装具」のような眼鏡をかける他の学生に出会った場所でした。

デザインを始めた頃、彼も自分のために「人工装具のような眼鏡」を作っていました。それは眼鏡学院で学んだ「きちんとしていて、どこにでもあるような平凡な眼鏡」でした。しかし、その時代は長くは続きません。 「アイウェアの新時代を切り開く」という使命を掲げ、アランは23歳で自分の会社を立ち上げました。アランの言う「新時代」とは、視力へのニーズがアイウェアの概念やスタイルにとらわれることのない時代であり、人工装具が永遠にこの世界からなくなり、代わりに「眼のための宝石」が使われる時代です。これが、ブランド「アラン ミクリ」、そして「アイウェアデザイナー」というコンセプトのスタートでした。

モデルごとに(毎年最低400本の試作品が作られています)、そしてキャンペーンごとに、彼はイノベーションと挑発という彼のスタイルを確立しています。根気強く厳しい仕事人である彼は、絶え間なく新しいプロジェクトを創造し、驚くほどの斬新さで人々を魅了し続けています。



スタッフインタビュー アランミクリ編

堀江店 上島 英智(Hidetomo Uejima)

2000年 美容師~アパレル販売員を経てグラスファクトリー入社
一身上の都合により退社
2002年~2011年 某眼鏡店勤務
2011年 アランミクリ好きが講じてParisへ渡仏。
2013年 帰国
2014年 眼鏡メーカー勤務
2016年 グラスファクトリーに復職
現在に至る



アランミクリとの最初の出会いを教えて下さい。

最初の出会いは20歳の頃でした。
日本における眼鏡市場はと言うとまだまだファッションアイテムとしての認知度は低く医療矯正器具としての扱い、色味の少ないシンプルな眼鏡が全盛でした。

当時私は眼鏡に関しては非常に疎く「自分に眼鏡は似合わない」とずっと思いこんでいました。
そんな時エステ(TBC)のコマーシャルで木村拓哉が着用していた眼鏡に一目ぼれ、「似合うかどうかは分からないけれどあのキムタクが(有名人が)掛けてるし自分も欲しい!」動機はいたって単純でミーハーでした(笑)

関西でキムタク着用のその眼鏡はどこで買えるのか?
今はネット等で簡単に欲しい情報は手に入りますが、当時はまだ今ほど発達していなくて必死で雑誌(Meetsやカジカジetc)を手当たり次第調べた覚えがあります。
そしてようやく見つけた取り扱い店が『グラスファクトリー』でした。
今は無い戎橋の店に出向き、木村拓哉が着用していたモデル(品番2678)と同じモデルをなけなしのお金をはたいて買ったのが私とアランミクリの最初の出会いです。

アランミクリとはどういったブランドか?

ファッションアイテムとしての眼鏡フレームを確立した先駆け的なブランド。
モードが全盛の時代「ジルサンダー」や「ジャン=ポール・ゴルチエ」など数多くのハイブランドのアイウェアを手掛け、業界内外にそのデザインの影響を受けた人、数知れず。
当時は上質で鮮やかなアセテート生地で定評のあるイタリアはマツケリ社に別注のできる唯一のブランドと知られ、そのデザイン性と美しさは従来の眼鏡の概念を超越しオブジェと評されました。

PARISまで行った理由/アランミクリ本人にあっての感想

眼鏡業界に身を置いて10年以上が経過し、33歳の私は色んな壁にぶち当たり、悩んだりしてこれまでの自分の人生を振り返る転機がありました。
そんな中、1度きりの人生「本当に自分のしたいことは何か?」何度も自問自答し、今までに様々な眼鏡ブランドを好み試してきましたがやっぱり自分の原点は「アランミクリ」だと改めて気付かされ、自分に多大なる影響を与えた「アランミクリ本人の下で働きたい!」と思い渡仏を決意しました。

また同時に、洋服などで色んな海外ブランドが日本では流行しているのに現地では全く流行どころか認知もされていない状況を様々と見てきた私は、自分が10年以上信じてきたモノが果たしてホンモノなのか、それとも偽りなのか現地で実際に確認したいとも思いました。

私はアランミクリの影響でイギリスやイタリア、その他どんな国よりもフランスが1番好きになり(今まで色々なスタイル、LE○Nの影響でちょいワルブームにも乗っかった時期もありましたが、途中で飽きてしまいましたw)そして気がつけば洋服等もフランスに関連(経由)するモノ、もしくは自分と接点のあるデザイナーのモノしか身に着けなくなっていました。
人間ある程度年齢を重ねると誰しも色んな経験をして若い時には分からなかった点と点が線でつながり、そして誰に何を言われようとも“ぶれない、譲れない”そういったモノの生まれる瞬間があるような気がします。

私は何か商品を手に取った際にその作り手の顔や考え方等が頭に浮かぶのを好みます。それに対価を払いそれが“付加価値”だと思っています。

私は“上辺”だけでなく後にアランミクリが、そしてフランスが大好きだと胸をはって言いたかったので実際にフランス語を習得して現地で住む必要があると考えました。
また滞在中にバックパッカーでヨーロッパを1周したりもしました。
色んな国を旅してフランスという国を外側から見る必要があったからです。
そうでないと胸をはって大好きだと言えない、そんな気がして(笑)

そんな変わった信念のもと(笑)思い立ったが吉日、英語も全く喋れないのにフランス語を仕事の傍ら勉強し始めました。
そしてフランス語を勉強し始めて2年ぐらいが経過したでしょうか、、、ようやくある程度の会話ができるようになった私は前の会社を退社、35才の時長期滞在VISAを取得(メチャクチャ大変でしたw)念願のフランスへ出発する事になりました。

生活の拠点にしたのはParis、理由はアランミクリのブティックが多く立ち並ぶからです。
国外に何のコネもない私は現地の語学学校に通いながらアランミクリのブティック各店に、時には13区にあるミクリの本社に何度も飛び込みでCV(履歴書)を持ち込む、そんな生活を1年半以上繰り返したでしょうか、、、けど現実は甘くはないですね(笑)その期間、残念ながら私のもとに連絡がくることはありませんでした。

そしていよいよ滞在期限が迫った2013年9月、最後の望みを賭けParis郊外で開催されたSILMO(国際眼鏡展示会)に出向きました。
そこでようやくアランミクリのブースで本人に初めて逢うことができました。
そしてCVを手渡し、アランミクリの存在を知ってからの14年間の想い、Parisまでやってきた思いを必死で伝えました。
これがその時の写真です。

アランミクリと実際に会った感想は写真等で見るイメージより大きく、そしてオーラがありました。
笑顔で優しく、私の言葉に耳を傾けそして「(会社の体制が変わり)今の私にはあなたを雇う権利がない、本当にごめんなさい」と一言。
その瞬間、私の夢はいったん終わりを迎えましたがなぜか心は満たされ、これまでの自分の選択してきた行動に後悔はありませんでした。

2013年12月31日帰国。
今でもParisの地下鉄(メトロ)で盗難にあったり、野犬に追いかけられたリしたのも今となっては良い思い出です(笑)

あなたにとってアランミクリとは?

一言でいうと私のすべて(笑)
『自信の全くなかった自分に少しの自信を持たせてくれた恩師的な存在』でしょうか。
アランミクリと出会うことでファッションやライフワークに応じて眼鏡を付け替えることの楽しさを教わりました。
メガネは顔に身に着けるアイテムですからヘアスタイルや女性のメイク同様、洋服以上にその人の第1印象・イメージを変える力があることを教わりました。
20年前、眼鏡は一人1本が常識だった概念を覆し「1人複数所持」を最初に打ち出したのもアランミクリでした。
ファッションやライフワークに応じて眼鏡を付け替えることで人生をより豊かに、楽しくなることを教えてくれました。

最後に今回のトランクショーについて

モード全盛期の20年前、第1次眼鏡ブームの中心に確かにアランミクリは存在していました。
そして関西でそのブームを牽引したのは間違いなくここ「グラスファクトリー」からでした。
洋服などと同じく眼鏡のデザインもトレンドが1周し“CLASSIC”から“MODE”へまた徐々にですが移り変わろうとしています。そんな中久しぶりにグラスファクトリーで神戸店を皮切りに順次トランクショーを行う運びになりました。
2017年SSモデルがフルラインナップで揃うほか、今話題のオリバーピープルズ×アランミクリのWネームも入荷してまいります。(数年前には考えられなかった夢のコラボ、時間の流れる早さを感じます)
店頭で皆さまにお逢いできることを楽しみにお待ちしております。



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