堀江店 / 5.13(sat)~5.21(sun)
神戸店 / 5.27(sat)~6.4(sun)
ヒルトン梅田店 / 6.10(sat)~6.18(sun)
MADE IN JAPAN アイウェアブランドの中でも世界基準で評価される「MATSUDA」。
今年2月に行われた眼鏡の巨大見本市・MIDO展でも、MATSUDAのブースは海外のバイヤーやセールスたちで過去最高の混み具合となりました。MATSUDA独自の日本の職人による技術と、アセテート・チタニウム・18Kなど厳選された素材とデザインの融合は飛躍的に進化し続け、その注目度は高まっています。
今季新作モデルに加え、多くのハリウッド映画でも使用され、40年の歴史と伝承を込めたMATSUDAの世界観溢れたアイウェアを実際に手に取って
この機会にご堪能ください。
GLASSFACTORYとMATSUDAが考える
アイウェアとライフスタイルの現在と未来。
「ライフスタイルに合わせてアイウェアをコーディネイトする。」を理念に掲げ、昨年創業20周年を迎え、成熟期に突入した我がGLASSFACTORYの乾社長と40年の歴史と伝統の中、今もなお強いこだわりと進化を続け、多くの海外セレブリティ―を虜にする世界的アイウェアブランド MATSUDA の中村氏の対談が実現しました。
以前より親交が深いお二人だからこそ話せるディープな業界談義からアイウェアとファッションについての強すぎるこだわりまで存分に語り合ってもらいました。
中村)はるばる大阪から福井まで車で来ていただきありがとうございました、本日は愛車に合わせてMATSUDAのサングラス(MATSUDA M2030)を着けてきてくださったのですか?
乾)車にあわせるというよりはドライブ用のトータルコーディネイトですね。
車に合わせるとなると派手になりすぎるでしょ?(jaguar Eタイプの赤)
パーティーやイベント時などはその様なコーディネイトになるときもあるんですけどね。
今日は私が昔から最も好きなカラーの1つのアイボリーを基調とした合わせで、お気に入りのMATSUDAのサングラスを使わせてもらっています。
中村)サングラスに合わせてセレクトされたレザーグローブと革のヘルメットも非常にこだわりを感じますしかっこいいですよね。アイボリーカラーで統一しちゃうのはすごいなー。
乾)アイボリーの革のヘルメットはシャパル(フランス)のもので、思い入れがある一品ですね。
今日の車と今の自分に合わせてコーディネイトをしたいと思い、いろいろなモノを探したのですがなかなかコレだというものに巡り合えなかったんですよね。
そんな中で出会ったのがシャパルの革のヘルメットなんです。しかも運よくその商品に精通した知人がいたことで、革のヘルメットに合わせたレザーグローブも特別に探してもらいました。
中村)使う人の思い入れや物語があるモノに宿る独特の雰囲気は、周りから見ても味として残っていたり、より魅力的に見えたりもしますよね。
乾)本当にいいブランドやモノにはなかなか巡り合えないですからね。
トレンドが移り変わってく中で、一時的に自分の中でブームが来たとしても5年後10年後にそれがいいモノとして残っているかというと難しいですよね。
それと比べると移り変わりが少ない自分の個性やこだわり、ライフスタイルの中の共通項を基軸に選んだモノ、それらには全て理由がありますからね。
MATSUDAのアイウェアはそういう点でもトレンド性の高い商品やブランドと比べることができないし、強い商業的な要素やトレンドを意識しすぎるような嫌な匂いを感じさせないところは大きな魅力ですね。
中村)眼鏡以外でも当てはまることですが、昨今はネットが普及しSNSなどを含めて情報が溢れ多くの消費者の方のモノの買い方が変ってきていますよね。
情報やモノが簡単に手に入ってしまうからこそMATSUDAはトレンドに左右されない、ブレない数少ないブランドでありたいと思っています。
乾)私は今回行けなかったのですが2月末に行われたイタリアミラノでの「MIDO展」の雰囲気やMATSUDAブースの反応の方はどうでした?
中村)今回のMIDO展も多くの来場者で活気がありましたが、通年と比べると、日本からのバイヤーや来場者がかなり少なかったですね。そのような中でうちのブースは大きさや作りを大幅に変えたわけでもないのに、ありがたいことに過去最高の混み具合で、海外のバイヤーやセールスの人間で席の取り合いのような状態になっていましたね。
MATSUDAが世界基準で今なお多くのバイヤーやセールスから評価され、必要とされているのは本当にうれしく思いますね。
乾)最初に再会したときにも話をさせてもらいましたが本当にいいブランドに巡り合ったと思いますね。
世界基準で評価されるMATSUDAはMADE IN JAPANのブランドの中でも一際目を惹きますから。
展示会でMATSUDAの商品を見たときにMADE IN JAPANはやっぱりこれやなー!という感覚を久しぶりに思い出しました。
中村)多くのMADE IN JAPANのハウスブランドやドメスティックブランドがある中で、目利きの鋭い乾社長からそのようなお言葉を頂けるのは本当に嬉しいですね。
乾)これは個人的な意見になりますが、MADE IN JAPANで本当にいいものという考え方になると、対象のマーケットが小さいと世に出るのは本当に難しいと思いますね。ハウスブランドとワールドライセンスのブランドを単純に比較するのは非常に難しいですが、本当にいいものを作りたいという想いの大きさは商品をちゃんと見れば私はわかると思いますし、ユーザーの皆様にもしっかり伝わるのではないかなと思います。
中村)MADE IN JAPANのブランドでデザインやこだわった商品がたくさん増えてきていますが、それらのものは私的なイメージですが、THE日本といいますか、日本を中心としたアジア圏へのアプローチが強く感じるんですよね。
それ自体は全く悪いというわけではないのですが、MATSUDAとしての考え方や思いはその様な考え方とは少し違うの
かもしれませんね。
抽象的な表現にはなってしまいますが、ワールドワイドな間口の広さであったり、過去のアーカイヴから今まで続いている奥行感やこだわりと思い入れを詰め込んだモノづくりを繰り返していくという考え方が、現在のMATSUDAの独特な雰囲気を作り出しているのかなとは思います。
中村)メガネ業界でよく話に上がるテーマなんですが、服は毎日着替えるのが当たり前で、眼鏡はなぜ毎日着替えないの??というのも乾社長のお話を聞いているとライフスタイルに合った眼鏡を着用するという考え方自体が浸透していないのかもしれないなと思いますよね。
乾)私自身も現在クラシックカーのイベントや様々な場所でお会いする、本当に目の肥えた方のモノ選びの基準やチョイスを見て多少なりとも参考にさせてもらっているのですが、ライフスタイルを基準にしてメガネのブランドや商品見たときにこれからも残っていくと確信できるものは本当に数少ないと思います。
その数少ないブランドにMATSUDAは間違いなく入ってきますね。
服と同じで眼鏡にもそれぞれのライフスタイルに合わせたデザインがあるはずなんですがそれらを考えて眼鏡をデザインするデザイナーが少ないのが、一過性のトレンド化を進めている原因であるかもしれませんね。
右に倣え的な感覚が多い中、そうではなく独自のブレない考えで進んでいくというブランドがあってもそれは全然潔しという考え方ですね。
眼鏡はなぜ毎日着替えないの??というテーマについてもライフスタイルに合わせた眼鏡のデザインが少ないことやライフスタイルに合った眼鏡を着用するという考え方自体が浸透していないということが今考えられる一つの答えなのかもしれませんね。
乾)そうですね。私はライフスタイルに合わせてコーディネイトを考え、眼鏡を合わせているときのわくわくした感情は今でももちろんありますよ。
それはまさしく人生を豊かにすることだと思いますね。
ただそのような定義でモノを選んでいくときには現在のトレンド性の高い商品ではしっくりと来ない時が多いですね。
使う側の人間の思いをそのメガネの中にどれだけ入れ込めるか、鑑賞できるほどの作りこみやこだわりを感じながらその商品を見て、語ってお酒が飲めたりでもしたらそれはもう素晴らしいものだと思う。
中村)元々モノづくりの根っこの部分である、こだわりの部分やワクワクできる要素を表現していくうえで、全ての方に発信するのではなくMATSUDAの世界観や価値観が共有できるユーザーとのマッチングできたとしたら、それこそが私たちにとっては1番の喜びになりますね。
私自身思い入れのあるアイウェアを鑑賞しながら語ったりお酒を飲んだりはできますが、MATSUDAの商品を見て、語って、思いを入れて頂けるファンの方がこれからも増え続けるように様々な試みをしていきたいですね。
乾)趣味人は皆、靴や時計などのファッションとしての嗜好品で語りたいものですし、それが眼鏡やサングラスであっても本物であればそれは必ず成立しますからね。
中村)これからも商品を通して今までMATSUDAに携わってきた偉大な先人たちが築き上げてくれたブランドの精神性と言いますか、誰もできないことに挑戦し、実践してきたモノづくりへの思いや姿勢などを多くの人たちにMATSUDAの魅力として伝えていきたいですね。
乾)MATSUDAは日本の眼鏡史に残るブランドであり、GLASSFACTORYの中でも最重要なブランドの1つです。ブランドや商品のセレクトが画一的になってきている今だからこそ、私たちもMATSUDAというブランドに真摯に向き合い、商品たちが持つ魅力や世界観をグラスファクトリーのフィルターを通してお客様に接客の中だけではなく、様々な形で発信していきたいと思いますね。