鼈甲フレームの特徴

鼈甲(べっ甲)

薄い板の状態から出荷された希少なべっ甲は、色合いやバランスを確認しながらフレームの形に切り取っていき、一枚一枚丁寧に熱を加えながら自然によって作られた斑模様が途切れないようプレスしていきます。国内でも有数のべっ甲職人の手によって、磨き・コーティングを加え、やがて1本のフレームへと完成されていきます。肌に吸い付くように完璧に調整された掛け心地は、オーダーでしか得ることができない、嗜好品の極みと言えます。べっ甲はテンプルや智元から折れることがあっても、修理が可能な最も柔軟な性質を持つ天然素材です。

装いに合わせたデザインをご提案

和装(着物)文化の中で誕生した鼈甲メガネは、デザインも和装をイメージさせるものが多く、最高級素材と言えども今となっては「古臭い」印象も根強く残ってしまっているのが実情です。GLASS FACTORYではそのイメージを払拭すべく、クラシックからモードまで、現在のファッションにコーディネートした時に、格好よく掛けれる質感高いラグジュアリーフレームとしてデザインをご提案させていただきます。どんなハイブランドのメガネフレームもブランドステイタス以外に、純粋に物としての質感が伴っている商品が決して多いとは言えない昨今。オリジナリティー溢れる自分だけのデザインに鼈甲素材特有の透明感あふれる艶やかな質感が独特の高級感を醸し出す鼈甲フレームこそ、身に着ける洋服、時計、靴、バック、車などに相応しいクラス感を合わせることの出来るラグジュアリーアイウェアではないでしょうか。

お手入れ&メンテナンス

鼈甲フレームのお手入れ

べっ甲は湿気・水分・ほこり等を嫌います。入浴・サウナ・海水浴等の場合はメガネを外すようにして下さい。殆どのモデルがアレルギーフリーのウレタン系トップコートを施していますが、雨などで濡れないように注意して使用してください。べっ甲のフレームは使用しない時は、虫食い防止のため、桐箱にいれて保管してください。濡れてしまった時にはすみやかにセリ―ト(メガネクロス)で水分を完全に拭き取って下さい。使用後は通常のメガネと同じように、皮脂やその他の汚れを小まめにふき取りましょう。その際、流水などで蝶番付近のジョイント部分に水分が入らないように気を付けてクリーニングをしてください。超音波洗浄器のご使用は、変色・変質の原因となる場合がありますのでお控え下さい。

鼈甲フレームのメンテナンス

グラスファクトリーナチュラルコレクションのべっ甲フレームは、殆どのモデルでアレルギーフリーのウレタン系トップコートを施していますが、長年の使用により表面に光沢がなくなってきたらメンテナンスの合図です。その状態のまま放置するとべっ甲のフレームは小さなひび割れが目立ってくるようになり、こうなるとメンテナンスも困難になってきます。その前に一度フレームをお預かりさせて頂き、職人の手による再コーティングが可能です。使用頻度、使用環境によって再コーティングまでの期間は左右しますが、目安として2年に一度の再コーティングをおススメいたします。また、べっ甲フレームはしばらく使用せずに放置していると、虫食いが見られる事もあります。その様な時にも早めにメンテナンスにお出しください。職人による手作業で虫食いを修復する事が可能な場合もあります。高級感溢れるべっ甲の質感、そして艶やかな透明感をいつまでもキープするために定期的なオーバーホールをおすすめ致します。



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