【神戸店】物がブレて見えるを諦めている方への症例です。

2021.09.20

眼についてのご相談、症例のご紹介です。

・50代女性
・強度近視の為、矯正視力が出にくい
・緑内障・網膜色素変性症で通院
・左右の視点がズレているように感じ、焦点が合わず車の運転に支障をきたす

このような症状を改善できるかどうかをご相談にご来店頂きました。

現状ご利用の眼鏡は2本

・車運転用
右 S:-3.25 C:-0.50 AX:178 左 S:-2.50
・PC用
右 S:-1.25 ADD:0.75 左 S:-1.00 C:-0.25 AX:23 ADD:0.75

ご希望では、車の運転に支障がある事がメインですが、
お仕事でPCを1日6~7時間する事、
対向車のライトが眩しく感じる事
加えて、
軽度の頭痛
重度の眼の疲れ、首の痛み、肩こり

日常生活の中で多くの事に弊害を感じていらっしゃいました。

まずは視力測定をさせて頂きました。

視点のズレが乱視によるものなのか両眼視出来ていないからなのか
その点も踏まえて基礎となる完全矯正値を出させて頂きました。

この時点で両眼視で0.8の視力を出す事が出来ました。

次にドイツ式両眼視機能検査を合わせて行わせて頂きました。

ドイツ式両眼視機能検査とは・・・
『ドイツ式ハーゼ理論に基づいた世界最先端の両眼視機能検査』で
左右・上下の眼位(視線)のズレを測定する検査となります。

特殊なプリズムレンズで眼位矯正を行うことにより、
今までモノを見る時に余分に掛かっていた眼を動かす筋肉と脳の疲労を軽減することで
眼精疲労(目の疲れ・疲れ眼)、肩こり・首こり、頭痛など眼からの負担を軽減いたします。

より詳細についてはコチラをご覧ください。

ドイツ式両眼視機能検査によって、こちらのお客様の内斜位左眼上斜位が分かりました。

斜位があると融像作業(両眼で一つに合わせようとする)の為に
継続的なエネルギー負担が外眼筋にかかり、
斜位が無い方と比べると眼精疲労が生じます。
この状態が続くと感覚神経性変化が生じ、この感覚性神経変化は疲労度に従って
立体視感の遅滞、距離感の誤認、融像能力の低下を引き起こします。

このお客様の主訴でお伝えいただいた、
左右の視点のズレはこの斜位によるものだと分かりました。

また、両眼視機能検査をさせて頂く中で、片眼抑制傾向が見られました。
片眼ずつが固視ズレが起こったまま(正確な視線合わせが出来ていない)で両眼視の生活を過ごしている為、
片眼を中心に見ている状態となりました。

こちらを放置したままの状態だと、運転をされる際の見る景色の判断が遅れたり、
正確な速度の判断や距離感が素早く得られなくなってきます。

この両眼視機能検査によって測定されたプリズム量と完全矯正値によって
お客様には車を運転するなど遠方用の眼鏡をお作り頂きました。

主訴の中で、対向車のライトが眩しく感じる、
この点に於いてもカールツァイスのレンズを製造する技術i.Scription®テクノロジーを使用させて頂きました。

お客様一人ひとりの眼に合わせた究極のカスタマイズレンズをつくるには、
個々の眼を精密に解析できる装置と、そこで得られた解析結果をレンズ設計に反映し、
製造する技術をあわせ持つ必要があります。

測定の段階で波面収差/角膜形状解析装置i.Profiler®plusでお客様の昼と夜の瞳孔収差、角膜形状などを測定し、
そこで得られた高次元データから最も理想的なレンズ設計を導き出し、
0.01D単位の高精度の処方度数をレンズ設計に反映させることが可能となりました。

 

それによって得られる一番の効果は、

・夜間の見え方の視力の向上

・コントラストの向上

・より明るくはっきりと

です。

(上の図で、暗闇の小さな光が滲んで見える(右)が、従来の度数0.25単位でお作りした場合、
左が度数0.01単位でお作りした場合、光の滲みを抑えて小さく、クリアに見えます)

これは、昼間と夜とでは瞳孔の開き方に差がある為です。

極端に言うと、昼と夜とでは必要な矯正視力が異なる、という事です。
i.Profiler®plusによって昼夜の瞳孔の差を導き出し、
お一人お一人に一番ベストな0.01単位の矯正視力を出す事によって、
眩しさを抑えてクリアな視界をレンズ越しで見て頂く事が出来ます。

お客様の最初の目的である、
車の運転を安全にできるように、
且つ対向車のライトが眩しく感じる、
その両方をレンズに組み込ませて頂きました。

実際にお作り頂いた眼鏡を掛けて、1ヵ月にご様子をお伺いすると、

遠くを見る方のメガネは、夜の運転にも安心して使用出来ています。
こんなに楽になれて、もっと早くに伺えば良かったです。

とのご連絡を頂きました。
有難うございます。

実は、主訴をお伺いしている中で、パソコンという話を頂いており、
こちらはまた別にお作り頂きました。
その続きに関しては、また後日にさせて頂きます。

お客様と同じような症状の方、今まで諦めていた事などがございましたら
ご相談下さい。

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