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【ヒルトン梅田店】強い内斜位と上下斜位のある方のロードバイク用メガネの実例です。

2021.02.03

こんにちは。


ヒルトン梅田店 Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)SS級認定眼鏡士 佐野です。

Vision Specialist(ヴィジョンスペシャリスト)とは?

まずJOA(日本眼鏡技術者協会)から、「適切な視力測定」「レンズ選び」「フレーム調整」
などの知識や技術を審査認定された『SS級認定眼鏡士』であり
そしてグラスファクトリーでは、世界最先端の視力測定、両眼視機能検査を行う為
世界最高峰の精度を持つCarl Zeiss(カールツァイス)社の精密検査機器を導入しているんですが
私は視力測定のスペシャリストとして社外の講習受講や社内への指導を担当しています。

強い内斜位と上下斜位のある方のロードバイク用メガネの実例

本日ご紹介するのは、以前に強いプリズムがあり仕事用のメガネを作成させていただいた
お客様の趣味のロードバイク用メガネのご紹介です。

問診・カウンセリング

前回のお仕事用のメガネのお度数を検査している時に、
強い内斜位と上下斜位がある事が分かり、
PCなどの近業作業が多いお仕事用に合わせた中近をお作り頂きました。

その際にお伺いしておりましたが趣味がロードバイクとの事で、
ロードバイクの時に掛けて頂く眼鏡もお作り直しをした方がいい事をお伝えしておりました。

この方の様に強い内斜位と上下斜位があると、遠方を見るときに”複視”が起こってしまいます。
ですが、モノが2つに見える複視のままでは、スポーツの時はもちろん日常生活でも
どちらの映像を信じていいか分からなくなってしまいます。
人間は左右の2つの眼で同じ位置に対象物をとらえる事で、その物までの距離感や立体感を認識しています。
ですが、複視が発生すると脳もどちらの映像を信じていいか分からず、
邪魔な方の映像をシャットアウトする”抑制”がかかり、結果、左右どちらかの眼でしか
見ていないという現象が起きてしまいます。

そうすると、特にスポーツの時には重要な要素である距離感や立体感の判断がかなり不正確になってしまいます。
特にロードバイクの様にスピードが速い競技になると、一層視野が狭くなり危険です。

まずはPC用でお作り頂いたメガネに慣れたら、出来る限り早くロードバイク用をお作りする事をオススメしていました。

ドイツ式両眼視機能検査の結果

そこで今回はお作りする前に事前に相談もお受けしていました。
お度数の兼ね合いから、ロードバイク用のフレームをどれにするべきかという
ご相談をお受けしておりました。
もうすでに、ある程度フレームに関してはお選びになられておりましたが
眼の位置や度数から、どのサイズが良いかという相談でしたので、その件をお伝えし、
フレームはご持参いただきました。

ロードバイクなので、前傾姿勢になりますので、実際に前傾姿勢になったところで、アイポイントなどをお測りさせて頂きました。

そうすると、もちろんスポーツ用なので、フレームのカーブも強いのですが、
レンズ面の傾きも一般的なメガネに比べると約倍ほどの傾斜がかなり強いフレームでした。


(画像の傾斜角の部分22.8°、一般的なメガネは約9~10°です。)

この前面の角度というのはメガネでは非常に重要な要素となります。
この角度が変わってしまうと、せっかくしっかりと測ったお度数も正確には出なくなってしまいます。

「度数はあっているはずだが、すごく疲れやすくしんどい」といったメガネは、
お顔と掛けたレンズの位置関係が大きくズレているという場合も多くあります。

ZEISS(ツアイス)社のレンズはオーダーメイドですので、この傾斜角も合わせた状態でレンズを製作することが可能です。

ロードバイクでは天候の変化によって掛け変えという事が出来ないので、
天気の紫外線状態によって色が変化する調光レンズで製作致しました。


(紫外線が当たらず、着色なしの状態)


(紫外線が当たり着色後の状態)

眼鏡お渡し後の様子(次回ご提案)

コロナ禍で、参加する大会の中止や延期があるようですが、元々参加する予定の大会までには
間に合う形でお渡しが出来ました。
両眼視が出来る事で今までよりも数段走りやすくなると思います。


【安全にお買い物頂く為に事前に「来店予約」をお願い致します】

グラスファクトリーの視力測定では約1時間のお時間を頂戴しております。

ご来店に際しまして、現状を鑑み感染対策をしっかりとさせて頂きます。
お客様の混み合う状況を避け、安心してごゆっくりご覧いただける様に現在グラスファクトリーでは「来店予約優先制」で営業させて頂いております。

来店フォームでのご予約

お電話、メールでのご予約

『GLASS FACTORY ヒルトン梅田店』
電話番号:06-4796-7266
メールアドレス:gfumeda@glassfactory.co.jp


RYOSUKE SANO【UMEDA STORE MANAGER・SS級認定眼鏡士】
自分自身の疲れ眼からくる、頭痛や肩こりがある事も含めて、
ドイツから来日頂いたスペシャルトレーナーによるMCH講習を受け、
改善した経験を活かし、様々なお客様の眼の悩みにご対応し
19年のキャリアを積んでいます。両眼視機能検査視力測定予約
お受付しております。視力測定ご予約フォームはコチラ
※測定はご予約優先で約1時間の測定時間となります。