【堀江店】運動時における遠近感について

2019.05.28

こんにちは。

グラスファクトリー堀江店の田中です。

本日は『運動時における遠近感』についてです。

スポーツにおいては、視力が悪い人は不利だと言われています。
何故かというとスポーツにおいて視覚から得る情報こそが最も多くの情報を獲得できる方法だからです。

ときどき目も良くて、足も速く、運動神経はすごくいいのに球技だけが何故か苦手という方がいらっしゃいます。もちろん、可能性は一つではありませんが、そういう場合は遠近感に問題がある可能性があります。

主に遠近感に問題がある場合というのは目が原因の場合
斜視や斜位、または不同視の可能性などがあります。

遠近感は片目では感じ取ることができません。
なので、完全に片眼のみの映像で見ている斜視の場合は、ほとんど遠近感を感じ取ることはできません。

そして不同視とは左右の目の視力の差が大きい事をいいます。
視力差が大きければ、よく見える方の目の映像に頼りがちになります。
遠近感というのは、両眼視が必要なので、片眼に頼りがちな不同視はどうしても遠近感がとりずらくなってしまいます。

そして、斜位の場合は、両目から入ってくる映像が1つになるように目には常に負担がかかっている状態です。
この場合も遠近感を感じ取るのが苦手になってしまうことがあります。

この遠近感というのは、意外と厄介で、両目で見た時の視力が良くても関係ありません。
片眼ずつの視力がそれぞれ同程度で、かつ、両目が協力関係でないといけないからです。
ですから、自分が遠近感が無いという自覚症状も出にくく
ましてや自分は人より遠近感が無いかもしれないなんて思う人は、よっぽど自覚症状がない限り少ないでしょう。

一瞬の判断が必要とされるスポーツの場合、仮に片方の目の視力が1.5だろうと
運動神経が良かろうと、遠近感がつかめないというだけで自分の本来の力を発揮することが難しくなります。
これって、すごくもったいないことなのです。
そう考えると、遠近感がいかに大事かというのが分かって頂けるのでは無いでしょうか?

しかし、不同視の場合は、コンタクトか眼鏡で
斜位の場合は、眼鏡でのみですが矯正をすることが可能です。

不同視は普通の視力検査でも分かりますが、斜位は心当たりが無かったとしても
自分が気付いてないだけかもしれません。

是非、店舗までご相談ください。


 

Staff profile
田中 翔太(たなか しょうた)

グラスファクトリーでは、グローバル基準のドイツ式MCH検査
(両眼視機能検査)を実施いたしております。

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