• TOP>
  • スタッフブログ>
  • 【梅田店】 ~遠くは見えにくいけど近くは問題なく見えています! というお客様の実例のご紹介です~

【梅田店】 ~遠くは見えにくいけど近くは問題なく見えています! というお客様の実例のご紹介です~

2018.05.20

おはようございます。

ヒルトン梅田店の西尾です。

測定予約からご来店いただきましたお客様の実例をご紹介します。

50代半ばの男性のお客様です。

先日、HPのコンテンツにアップした
「トラックを運転するプロドライバーにおける夜間の見え方の改善について」
こちらをご覧いただきご来店されました。

現状の状況ですが
・普段は眼鏡を掛けておらず運転の時だけ眼鏡を掛けている。
・今の眼鏡では裸眼よりは見えるけど車線が二重に見える。
・夜になると対向車のヘッドライトの眩しさがつらく感じる。
・仕事では1日を通してデスクワークだが裸眼でしている。
・肩こりや頭痛は慢性的に感じている。

・近くの見え方は遠くの見え方と違い見えているので眼鏡はいらない。
との事でした。

まずは眼の状態を確認する為に「他覚的屈折検査」および「自覚的屈折検査」
させていただきました。

人は昼間と夜間、曇りの天気など光の量、明るさが違う事で瞳孔のサイズが変わります。

特に夜間の瞳孔が開いている時にはいろいろな不正な乱視の影響を受けやすい状態になります。

そこで今回ご相談頂いた実例の方の眼の状態でグラスファクトリー全店で導入している
世界最先端のZEISS i.profiler®plusでの波面収差解析画像を基にご覧頂こうと思います。

昼間の瞳孔サイズが3.00㎜の状態の時です。

左右共にあまり波面収差が出ておりません。

ところがこれが夜の瞳孔サイズが5.00㎜まで広がった時にはかなり色鮮やかな状態になり
不正な乱視の影響が多く出ています。

この不正な乱視を完全に補正することは眼鏡では出来ません。

ですが、この不正な乱視の 影響を極力少なくすることで、
夜の光のにじみや見えにくさを軽減するのがZEISS i.scription®という次世代の視覚矯正です。

このお客様の場合、普段は裸眼で生活をされてるとの事でしたが
左右共に近視だけでなく乱視による見え方の影響を大きく受けていることが分かりました。

またこの乱視の見え方は遠方の見え方だけでなく近方(例えばパソコン作業)の見え方にも
大きく影響します。

このお客様の場合、近方の見え方は調節力や輻輳力という眼の筋肉が
常に緊張した(がんばっている)状態になっているので見えていると言っても
楽に物を見ている状態ではないという事が分かりました。

またさらに斜位(眼位、視線のズレ)による眼精疲労からくる肩こりや頭痛の原因に
なっている疑いもありドイツ式の最先端の両眼視機能検査(MCH)で測定させていただきました。

両眼視機能検査とは、左右の眼から入った情報が正確に脳に伝わり
ムリなく1つに像をまとめて見る事が出来ているかどうかを調べる検査です。

人は左右の眼からの情報を脳に伝達し、脳で一つにまとめ”脳で見ている”のです。

その脳に届く情報にズレがあると無意識にそのズレを補正しようと眼を動かしている筋肉が
必要以上に頑張って補正します。

そうすると眼を開けて何かしらを見ている時は常にその筋肉は緊張状態が続き
疲労してしまい眼精疲労、肩こり、頭痛を引き起こします。

この方もその眼位・視線のズレがあり、常に何かを見ている時には目を動かしている
筋肉が頑張り続けて眼精疲労や肩こり、頭痛といった代表的な症状が出ていました。

これらの事(眼の状態)を踏まえてお客様には
・裸眼の状態では遠用、近用共に眼に常に負担がかかっている状態なので根本的な改善として
 まずは遠近両用を常用として掛ける。
・遠近両用ではデスクワーク作業の見え方の改善にはなりにくいのでオフィスレンズと
 使い分ける。
という2本でまずは使い分けていただくという事で決定しました。

せっかくなんでとフレームも楽しんで選んでいただきました!

GOLD&WOOD SIRIUSE01 C-01.01 ¥93,960-(税込)

常用となる遠近両用の方はこちらのGOLD&WOODの眼鏡を。

写真では分かりにくいかもしれませんがフロントがバッファローホーンとウッドの切り替えに
さりげなくなっているのと黒縁ですが質感が高いところを非常に気に入られました。

そして見た目は重そうに感じるかもしれませんがバネ蝶番になっており非常に掛けやすいです。

アトラクト ATC-1503 C-GPB ¥37,800-(税込)

主に仕事でメインに使うオフィスレンズにはアトラクトの眼鏡を。

常用との雰囲気もガラッと変わり掛け変えを楽しんでいただく事になりました。

出来上がりをお渡しした際には
「肩こりや頭痛もなくなりました。掛け変える事でそれぞれの環境で見え方が楽です!!」
と嬉しいお声をいただきました。

このお客様のように「見えてるから大丈夫!」と思っている方は非常に多いです。

ただ単に「見える」「見えない」という話ではなく
「見え方の質を上げる」さらに「楽に見える眼鏡」
をグラスファクトリーでは提供させていただきます。

出来上がりの眼鏡を実際に運転時に掛けていただき、見え方の違いにより楽に安心して見える
眼鏡で喜んでいただける事を願っております。

 

グラスファクトリーでは、グローバル基準のドイツ式MCH検査(両眼視機能検査)を
実施いたしております。

詳しくはこちらの視力測定コンテンツをご覧ください。

※MCH(両眼視機能検査)の測定には約1時間のお時間が掛かりますので
ご予約優先となります。

予めご了承くださいませ。

 

西尾 智司(Satoshi Nishio)

10代の時に雑誌「Meets」をきっかけにグラスファクトリーを知り
お客として通い数年後には入社、ヒルトン梅田店オープンより
店長として勤務しております。
眼鏡をどのような用途で、どのような場所で、どのようなファッションで
どのように使いたいか。
それによってフレームそしてレンズ選びが変わってきます。
眼鏡を掛ける事によってどう快適な見え方になるのか?
眼鏡を掛ける事によってどう見られるのか?
を色々な視点からアドバイスさせていただきます。